エクセルのユーザー定義で単位を自動でつける方法|円・cm・様

自動で単位をつけるタイトル

今回の記事では、エクセル(Excel)のユーザー定義を使ってセルに入力されている数値に自動で単位をつけて表示する方法について解説しています。

ユーザー定義で単位を自動でつける方法

ユーザー定義で単位をつける方法

エクセル(Excel)のユーザー定義を使って、数値の後ろに単位を自動でつける方法を紹介します。

エクセル(Excel)のユーザー定義は、エクセル(Excel)の機能である書式設定です。

エクセル(Excel)のユーザー定義を使って数値の後ろに「円」や「cm」などの単位を自動でつける手順は、次のとおりです。

  1. 単位をつけたい数値が入力されているセルを選択する
  2. 「ホーム」タブをクリックする
  3. 「数値」グループの右下「↘」をクリックする
    「↘」はダイアログボックス起動ツールと言います
  4. 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブをクリックする
  5. 「分類」の「ユーザー定義」をクリックする
  6. 「種類」の「G/標準」の下に表示されている一覧から「0」を選択する
  7. 「G/標準」が「0」に変わる
  8. 「0」のうしろに「"円"」と入力する
  9. 最後に「OK」ボタンをクリックする

「cm」や「㎏」、「人」などを数値の後ろに自動で表示させたいときは、「円」のところに「cm」や「㎏」、「人」などを入力してください。

注意することは、必ず単位を「""」で挟むことです。
「"」は、ダブルクォーテーションマークと言います。
「Shift」キーを押しながら左上にある数字の「2」を押してください。

数値に「カンマ区切り」をつけたいときは、「種類」の「G/標準」が表示されているボックスで「#,##0」を選択してください。
数値に「小数点」をつけたいときは、「種類」の「G/標準」が表示されているボックスで「0.00」または「#,##0.00」を選択してください。

名前のうしろに「様」をつける方法

ユーザー定義で名前のうしろに「様」をつける方法

エクセル(Excel)のユーザー定義の機能を使えば、「円」や「cm」、「㎏」、「人」などの単位だけではなく、名前のうしろに「様」や「先生」などの敬称を自動でつけることができます。

名前のうしろに「様」や「先生」などの敬称を自動でつける手順は、次のとおりです。

  • 敬称をつけたい文字が入力されているセルを選択する
  • 「ホーム」タブをクリックする
  • 「数値」グループの右下「↘」をクリックする
  • 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブをクリックする
  • 「分類」の「ユーザー定義」をクリックする
  • 「種類」の「G/標準」の下に表示されている一覧から「@」を選択する
  • 「G/標準」が「@」に変わる
  • 「@」のうしろに「"様"」と入力する
  • 最後に「OK」ボタンをクリックする

数値の後ろに単位を自動でつけるときと同様に、単位は必ず「""」で挟んでください。

ユーザー定義で単位をつければ計算できる

ユーザー定義で単位をつければ計算できる

初心者の方から、

四則演算の数式や関数の答えがエラーになる

グラフを作成できない

などの質問をよくされます。

原因は、セルに数字と一緒に単位を入力しているからです。

四則演算の数式や関数、グラフで使えるのは、数値または数値が入力されているセルです。
集計表を作成するとき、入力しているデータの後ろに単位をつければ表がわかりやすくなるからといって数字の後ろに「円」や「cm」などの単位をつけて入力すると文字列になります。
単位がついている数字を四則演算の数式や関数、グラフに使ってもエクセル(Excel)では計算できません。

ユーザー定義で単位をつけた数字は、数値です。
数式や関数に使うことができます。

数字に単位をつけたいときは、ユーザー定義を使ってください。

セルの数字についている単位がユーザー定義かどうかを確認する手順は、次のとおりです。

  1. 確認したい数字が入力されているセルを選択する
  2. 数式バーを見る


数式バーで数値に単位がついているときは文字です。
単位がついていないときは数値です。

作成した集計表のデータに単位をつけたいときは、ユーザー定義で単位をつけてください。

よく使う表示形式は用意されている

よく使う表示形式はエクセルに用意されている

よく使う表示形式はエクセル(Excel)に用意されています。

数値であれば、セルに入力した「1000」を「1,000」や「1,000.00」に表示したいときは、「セルの書式設定」ダイアログボックスの「表示形式」タブ内の分類で「数値」を選択してください。

小数点以下の桁数を設定したり桁区切りを使用するかどうかを設定したりすることができます。

「-1000」のような負の数も「△1,000」や「▲1,000」、「(1,000)」などのような表示形式を選択できます。

通貨であれば、前に「¥」や「$」などの表示形式を
選択できます。

日付であれば、西暦や和暦を選択できます。
和暦であれば元号を

  • 「R」や「H」などのアルファベット
  • 「令和」や「平成」などの漢字

を頭文字として表示できます。
時刻であれば、

  • 24時間
  • 12時間

で表示できます。
12時間表示では、

  • am
  • pm

ユーザー定義で単位をつけて計算する

まとめユーザー定義で単位をつけると計算できる

今回は、エクセル(Excel)のユーザー定義を使ってセルに入力されている数値に単位を自動でつけて表示する方法を解説しました。

参考にしてください。

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