MOSは履歴書に恥ずかしい資格か?|役に立たないと言われる3つの理由
今回の記事では、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの資格の1つであるMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格を履歴書に書いても恥ずかしくない理由について解説しています。
なお、MOS資格の情報の出典は、株式会社オデッセイ コミュニケーションズ「MOS公式サイト」です。(https://mos.odyssey-com.co.jp/ )
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MOSは履歴書に恥ずかしい資格か?
エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの資格の1つであるMOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしい、書いても意味がないという人がいます。
しかし、MOS資格を履歴書に書くことは決して恥ずかしいことではありません。
業種、職種に関わらず、企業は応募者にパソコンスキルを求めています。
特に、仕事で必須であるエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)を使える人を求めています。
例えば、ハローワークのインターネットサービスで一般求人(フルタイム)の「一般事務、事務補助」を検索すると、22,608件の求人結果が表示されます。
「パソコン」というキーワードで条件を絞ると、6,655件の求人結果が表示されます。
パソコンを使えることを条件にしている求人が、約30%を占めています。
就職や転職では、求人側である企業は履歴書や職務経歴書に書かれている経歴や資格で応募者のパソコンスキルを判断します。
前職でパソコンを使った仕事の実績がある人は、履歴書や職務経歴書でエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルをアピールできます。
しかし、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などを使った仕事の経験がない人は、資格でスキルをアピールしなければなりません。
履歴書にPCの資格を記載しなければ、評価をしてもらうことができません。
MOS資格は、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのマイクロソフトオフィス製品のスキルを証明できる資格です。
マイクロソフト社が主催する資格認定制度です。
目に見えないパソコンスキルをマイクロソフト社が資格として客観的に証明しています。
MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしいことではありません。
パソコンを使った職歴がないのであれば、MOS資格試験に合格して、企業に評価をしていただきましょう。
MOSが役に立たないと言われる3つの理由
MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしいと言われる主な理由は、次の3つです。
- MOSを履歴書に書かなくてもスキルをアピールできる
- MOSだけでは就職試験で有利にならない
- MOSは難易度が高い資格ではない
MOSを履歴書に書かなくてもスキルをアピールできる
MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしいと言っている人は、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルが高い人ではないでしょうか。
エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルがある人は、前職などでパソコンを活用した業務の実績があります。
履歴書や職務経歴書にパソコンを使った業務の内容を書いてエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルをアピールすることができます。
普段から仕事で使っている人は、パソコンはできて当たり前と思っています。
だから、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルが高い人は、MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしいと言っているのではないでしょうか。
MOSだけでは就職試験で有利にならない
業種、職種に関わらず、パソコンのスキルは必要です。
しかし、パソコンのスキルだけで採用の合否は決まりません。
採用試験の合否は、応募者の能力や人間性など総合的に判断して決められます。
確かに、パソコンスキルがある人はパソコンを使えない人と比べると有利です。
企業側が求めている能力は、パソコンのスキルだけではありません。
パソコンスキルは仕事では必須ですが、仕事に必要なスキルの1つです。
MOS資格を取得しているということだけでは、就職や転職で必ず有利になるとは言えません。
だから、MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしいと言われているのではないでしょうか。
MOSは難易度が高い資格ではない
MOS資格試験は、簿記2級や宅地建物取引士、行政書士などと比較をすると難易度が高い試験ではありません。
試験の対策をすれば合格できる試験です。
対策をすれば、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの初心者の人でも独学で合格できます。
仕事でエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などを使っている人には、簡単な試験だと思っている人がいます。
試験の難易度が高い資格ではないので、MOS資格は恥ずかしいと言われているのではないでしょうか。
MOSは履歴書に書けるか
MOSは履歴書に書ける資格です。
MOS資格試験に合格しているなら、履歴書の「免許・資格」の欄に書いてください。
仕事では、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルは必須です。
採用試験時にエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの実技試験をしていない企業の採用担当者は、資格で判断することになります。
MOSは、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルを証明できる試験の一つです。
だから、MOS資格試験に合格しているのであれば、恥ずかしいと感じず履歴書に書いてください。
履歴書の書き方を解説
MOS資格の履歴書への記載方法を紹介します。
履歴書への記載方法につきましては、株式会社オデッセイ コミュニケーションズ「MOS公式サイト」内の「よくあるご質問」から引用しています。
MOS資格の書き方には、次の3つがあります。
- 英語で書く
- カタカナで書く
- 短縮して書く
免許・資格欄に記入してください。
英語で書く
英語で書くときは、
「Microsoft Office Specialist」の後に、「科目」、「バージョン」、「レベル」、最後に「合格」と書いてください。
「Microsoft Office Specialist」は、MOSの正式名称です。
例えば、MOS 2019のExcel 一般レベルに合格した人は、「Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格」と書きます。
カタカナで書く
カタカナで書くときは、
「マイクロソフト オフィス スペシャリスト」の後に、「科目」、「バージョン」、「レベル」、最後に「合格」と書いてください。
例えば、MOS 2019のExcel 一般レベルに合格した人は、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2019 合格」と書きます。
短縮して書く
「Microsoft Office Specialist」を短縮して書くこともできます。
短縮して書くときは、「MOS」の後に、「科目」、「バージョン」、「レベル」、最後に「合格」と書いてください。
例えば、MOS 2019のExcel 一般レベルに合格した人は、「MOS Excel 2019 合格」と書きます。
MOSを独学で勉強する方法
MOS資格試験の勉強方法を紹介します。
MOS資格試験に合格するための勉強の流れは、次のとおりです。
- 基礎知識や基本操作、機能、関数などを覚える
- MOS資格試験対策の練習問題をする
- MOS資格試験の模擬試験をする
合格までに必要な勉強の時間は、約80時間です。
基礎知識や基本操作、機能、関数などを覚える
本や動画を使ってエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの基礎知識や基本操作、機能、関数などを覚えます。
FOM出版から、「よくわかる 基礎」が出版されています。
この参考書は、MOS資格試験の公式サイトでMOSの対策教材として紹介されている「よくわかるマスターMOS 365&2019 対策テキスト&問題集」と出版社が同じです。
「よくわかる 基礎」で基本操作を勉強すれば、「よくわかるマスターMOS 365&2019 対策テキスト&問題集」に移行しやすいのではないでしょうか。
教材で説明されている操作、機能、関数などを何度もマネてください。
エクセル(Excel)などの操作はすべて暗記することはできません。
よく使う操作は自然と覚える。
使わない操作は必要ない操作です。
何度かマネをすれば自然とできるようになります。
ポイントは、毎日使うことです。
勉強する間隔を開けないでください。
基礎知識や基本操作、機能、関数などを覚えられます。
MOS資格試験対策の練習問題をする
MOS資格試験の対策教材を使って試験に出題される操作方法や機能、関数などを練習します。
公式サイトでは、MOS の対策教材として
- よくわかるマスターMOS 365&2019 対策テキスト&問題集(FOM出版)
- MOS攻略問題集 365&2019(日経BP社)
が紹介されています。
練習問題を解いて、出題される操作方法や機能、関数に触れてください。
MOS 365&2019 対策教材の練習問題を完璧にする必要はありません。
1周か2周で十分です。
不足分は、模擬試験を解くことで習得できます。
MOS資格試験の模擬試験をする
MOS Excel 365&2019 対策教材に収録されている模擬試験をします。
MOS資格試験の過去の問題は公表されていません。
模擬試験を使って、出題傾向をつかみ、出題形式になれてください。
合格の目安は、試験時間40分で90%の正解です。
(本番の試験は、50分です。)
間違えた問題は解答解説を見て、操作方法を覚えてください。
1周目の点数がよくなくても大丈夫です。
2周目、3周目と進めると出題形式に慣れて点数が上がってきます。
ポイントは、短期間に何度も解くことです。
目安は2週間です。
月~金に1回ずつ、土日に合計5回できれば1週間に2周することができます。
間隔をあけると忘れてしまします。
何度も繰り返し、合格の目安である40分で90%の正解率を目指してください。
MOS資格試験を申し込んでから試験日まで約2週間あります。
MOS資格試験を申し込んでから試験日までの期間も重要です。
合格の目安である模擬試験40分で90%取れるようになったからといって安心しないでください。
試験日までの2週間も模擬試験を解いて習得した操作方法などを忘れないようにしてください。
独学に自信がない人は講座を受講する
MOS資格試験は、独学で合格できる試験です。
独学に自信がない、不安だという人でも安心してください。
パソコン教室の講座や通信講座を受講する方法があります。
初心者の人でも、基礎から合格まで教えてもらえます。
MOSは就職後も役に立つ資格
MOS資格は、就職や転職でスキルをアピールできるだけではありません。
就職後も役に立つ資格です。
就職が決まっている大学4年生の学生さんが受験しています。
理由は、就職が内定している会社から取得するよう言われているからです。
就職が内定しているのであればスキルをアピールする必要はありません。
MOS資格試験の受験対策学習は就職後の仕事で役に立つから、企業は取得を勧めています。
MOS資格試験は、実際のアプリケーションソフトをコンピュータ上で操作する実技試験です。
試験対策の勉強によって、パソコンを使って行う資料の作成など実務力が習得できます。
また、試験対策でさまざまな機能を効果的に使いこなすスキルが身につくため、職場でのパソコンを使った業務や作業の効率化が図れます。
エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの基本操作が条件の企業に応募する人は、MOS資格試験の一般レベルで問題はありません。
スキルアップを目指しているのであれば、上級レベルであるエキスパートに挑戦してください。
エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などのスキルに自信がつきます。
複数取得で可能性を広げる
MOS資格試験の科目とレベルを紹介します。
複数の科目や上のレベルの資格を取得することで、採用される可能性が高めることができます。
MOS資格の科目には、
- ワード(Word)
- エクセル(Excel)
- パワーポイント(PowerPoint)
- アクセス(Access)
- アウトルック(Outlook)
があります。
ワード(Word)とエクセル(Excel)には、一般レベルと上級レベルが用意されています。
Wordの一般レベルの内容は次のとおりです。
文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方
上級レベルの内容は次のとおりです。
スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方
Excelの一般レベルの内容は次のとおりです。
数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方
上級レベル
ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方
MOSは恥ずかしい資格ではない
今回は、MOS資格を履歴書に書くことは恥ずかしくいない理由について解説しました。
参考にしてください。
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