MOS資格は公務員に役立つか?|試験・仕事・昇進について解説

モス

今回の記事では、市役所の人事課で職員採用や人事評価を担当した経験があるパソコンインストラクターがMOS資格取得は公務員に役立つかどうかについて解説しています。

なお、MOS資格の情報の出典は株式会社オデッセイ コミュニケーションズ「MOS公式サイト」です。 (https://mos.odyssey-com.co.jp/

MOS資格は公務員試験で役立つか

受験要件

公務員試験には、資格を取得していることが受験要件になっている職種があります。
例えば、建築士や電気主任技術者、保育士などの資格を受験要件にしている職種があります。
このような資格であれば、資格取得は公務員試験に役立ちます。
MOS資格については、正直申しまして、要件になっているという情報を見たことがありません。
受験する募集要項を確認する必要はあります。

合否

MOS資格は、アピールできるスキルの一つとしては役に立ちます。
公務員の採用については、地方公務員法で競争試験によると定められています。
競争試験の方法は、各地方公共団体で違います。
主なものには、筆記試験や面接などがあります。
合否は、総合的に判断されます。
MOS資格を持っているというだけでは合否に関係はありません。
しかし、MOS資格の取得は自己PRの一つになります。
公務員の仕事では、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)を使う機会が多くあります。
履歴書にMOS資格の取得を書くことで、パソコンのスキルをアピールすることができます。
MOS資格の取得は判断材料の一つになりますので、取得しているのであれば履歴書に書いてください。

履歴書への書き方

履歴書への書き方は、次のとおりです。

  • 英語表記の例
    MOS 365&2019のExcel 一般レベルに合格は、「Microsoft Office Specialist Excel 365&2019 合格」
  • カタカナ表記の例
    MOS 2016のExcel 上級(エキスパート)レベルに合格は、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2016 Expert 合格」

MOS資格は公務員の仕事に役立つか

公務員の仕事では、パソコンのスキルが必要です。
各部署での業務を行うために、業務ごとに専用のシステムが導入されています。
業務ごとに導入されている専用システムは違いますので、職場に配置後覚えることになります。
パソコンのスキルがあれば、短期間で習得できるのではないでしょうか。

MOS資格は民間資格ですが、公務員の仕事に役立つ可能性があります。
公務員の仕事には、エクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)を使って行う業務があります。
例えば、議会や予算、決算、補助金、会議の資料などは、エクセル(Excel)やワード(Word)を使って作成しています。
住民などに対する説明会なでどで使用する資料は、パワーポイント(PowerPoint)を使って作成しています。
MOSはマイクロソフトオフィス製品であるエクセル(Excel)やワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)などの利用スキルを証明できる資格です。
MOS資格試験では、実際の仕事における資料作成業務などの流れに沿った形式で出題されます。
MOS資格試験の勉強をすることで、より実務で役立つ機能を学べます。

資格取得に対して助成金を支給している地方公共団体があります。
MOS資格が対象になっている地方公共団体があります。
助成金を支給しているのは、MOS資格の取得が公務員の仕事にメリットがあるからだと思います。
MOS資格を取得する意味は十分にあります。

MOS資格は公務員の昇進に役立つか

公務員の昇進についても、地方公務員法で、職員の受験成績や人事評価、その他の能力の実証に基づくとされています。
公務員試験同様、MOS資格の取得だけでは役に立ちません。
しかし、MOS資格の取得に対して助成金を支給している地方公共団体があることも考えれば、業務に対する意欲や向上心などの面で、昇進の基準の一つである人事評価に役立つのではないでしょうか。

まとめ:MOS資格は公務員に役立つ

今回は、MOS資格が公務員に役立つかどうかについて解説しました。
公務員試験や昇進では直接的に役立ちませんが間接的に役立つ資格です。
仕事では役立つ資格です。
参考にしてください。

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