MID関数の使い方について解説|指定した位置から文字を抽出する

エクセル

今回の記事では、指定した任意の位置から文字を抽出するエクセル(Excel)のMID関数の使い方について解説しています。

MID関数の使い方について解説

エクセル(Excel)のMID関数は、引数に指定した文字 列の指定した任意の位置から指定した数の文字を抜き出します。

半角と全角の区別はありません。

半角の英数文字なども1文字として取り出します。

半角と全角を区別するときは、MIDB関数を使います。

エクセル(Excel)のLEFT関数やRIGHT関数も文字列から文字を抽出する関数です。

エクセル(Excel)で作成した名簿の住所欄から都道府県を抽出するときなどに使います。

エクセル(Excel)のMID関数の構文は、
=MID(文字列,開始位置,文字数)
です。

引数の「文字列」と「開始位置」、「文字数」は必須です。

引数の文字列に、セル番地を指定することができます。

セルA1に入力されている文字列の3番目の文字から3文字表示させたいときは、
=MID(A1,3,3)
と入力します。

引数の「文字数」を文字列より多い文字数に設定すると文字列の最後まで取り出すことができます。

MID関数を入力する2つの方法

エクセル(Excel)のMID関数の使い方を2つ紹介します。

  • 直接セルに関数を入力する
  • 関数ライブラリを使って挿入する方法

直接セルに関数を入力する

エクセル(Excel)のMID関数を直接セルに入力する手順は、次のとおりです。

  • 答えを表示するセルをクリックする
  • 答えを表示するセルまたは数 式バーに「=M」と入力する
  • 関数の一覧が表示される
  • 表示された関数の一覧から「MID」を選択する
  • 文字を抽出したい文字列が入力されているセルと開始位置、文字数を指定する
  • 「Enter」キーを押して確定させる

「数式バー」エクセル(Excel)のリボンの下の「fx」の横のボックスです。

関数ライブラリを使って挿入する方法

関数ライブラリからMID関数を挿入する手順は、次のとおりです。

  • 「数式」タブをクリックする
  • 「関数ライブラリ」グループの「関数の挿入」をクリックする
  • 「関数の挿入」ダイアログボックスの「関数の分類」の「V」をクリックする
  • 表示された一覧から「すべて表示」を選択する
  • 「関数 名」から「MID」を選択する
  • 「OK」をクリックする
  • 「関数の引数」ダイアログボックスの引数に文字列が入力されているセルや文字数を指定する

文字列に使える5つの関数

エクセル(Excel)で文字列で使える関数を紹介します。

MIDB(ミッドビー)関数

引数に指定した文字列の、引数で指定した開始位置から、引数に指定した数の文字を取り出して(抜き出して)表示します。

半角文字は1バイト、全角文字は2バイトになります。

RIGHT(ライト)関数

引数に指定した文字列の末尾(右)から引数に指定した数の文字を取り出して(抜き出して)表示します。

LEFT(レフト)関数

引数に指定した文字列の先頭(左)から引数に指定した数の文字を取り出して(抜き出して)表示します。

FIND(ファインド)関数

引数に指定した文字列が、引数で指定した他の文字列で最初に現れるのが何文字目かを検索します。

大文字と小文字を区別します。

SEARCH(サーチ)関数

引数に指定した文字列が、引数で指定した他の文字列で最初に現れるのが何文字目かを検索します。

大文字と小文字を区別しません。 

MIDで指定した位置から文字を抽出する

今回は、エクセル(Excel)のMID関数について解説しました。

仕事などの実務でもよく使います。

参考にしてください。

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