エクセルの掛け算で列全体の消費税を計算する2つの方法|記号と関数
A列に商品名、B列に単価、C列に個数が入力されている一覧表のD列に消費税額を計算したいときがあります。
今回の記事では、エクセル(Excel)の掛け算で列全体の消費税を計算する方法について解説しています。
- 記号を使って計算する方法
- 関数を使って計算する方法
について説明しています。
エクセルの掛け算で列全体の消費税を計算
A列に商品名、B列に単価、C列に個数が入力されている一覧表のD列全体に、エクセル(Excel)の掛け算を使って消費全額を計算する方法を2つ紹介します。
- 記号を使って列全体の消費税額を計算する方法
- 関数を使って列全体の消費税額を計算する方法
について説明しています。
記号を使って計算する方法
A列のA3からA100まで商品名、B列のB3からB100まで単価、C列のC3からC100まで個数が入力されている一覧表のD列の全体に、掛け算の記号を使って消費税額を計算する方法を紹介します。
掛け算の記号を使って列全体の消費税額を計算するときは、「*」記号を使います。
「*」記号の読み方は、「アスタリスク」です。
A列のA3からA100まで商品名、B列のB3からB100まで単価、C列のC3からC100まで個数が入力されている一覧表のD列の全体に消費税額を計算する手順は、次のとおりです。
- セル番地D1に消費税の税率である「10%(0.1)」を入力する
- セル番地D3に「=A3*B3*$D$1」と入力する
- セル番地D3の数式をセル番地D4からD100にコピーする
掛け算で税率が入力されているセル番地を参照するときは、絶対参照にしてください。
絶対参照とは、列(下)方向や行(横)方向にコピーしたときセル番地が変わらないセルの参照方法です。
セル番地D3の数式をセル番地D4からD100にコピーするときは、エクセル(Excel)のオートフィル機能を使うと簡単にできます。
エクセル(Excel)のオートフィル機能とは、ドラッグで列(下)方向や行(横)方向に簡単にコピーできる機能です。
オートフィル機能を使ってコピーする手順は、次のとおりです。
- マウスのポインターをコピーしたいセルの右下のすみに移動させる
- マウスのポインターが黒色の十字に変わる
- マウスをコピーしたい方向にドラッグする
関数を使って計算する方法
A列のA3からA100まで商品名、B列のB3からB100まで単価、C列のC3からC100まで個数が入力されている一覧表のD列の全体に、掛け算の関数を使って列全体の消費税額を計算する方法を紹介します。
掛け算の関数を使って列全体の消費税額を計算するときは、PRODUCT関数を使います。
PRODUCT関数は、引数に指定した数値を掛け算する関数です。
PRODUCT関数の書式は、「=PRODUCT(数値1,数値2,・・・・・)」です。
引数の「数値」では、掛け算する数値が入力されているセルを参照することができます。
A列のA3からA100まで商品名、B列のB3からB100まで単価、C列のC3からC100まで個数が入力されている一覧表のD列の全体に消費税額を計算する手順は、次のとおりです。
- セル番地D1に消費税の税率である「10%(0.1)」と入力する
- セル番地D3に「=PRODUCT(A3*B3*$D$1)」と入力する
- セル番地D3の数式をセル番地D4からD100にコピーする
PRODUCT関数の引数で税率が入力されているセル番地を参照するときは、絶対参照にしてください。
絶対参照とは、列(下)方向や行(横)方向にコピーしたとき、セル番地が変わらないセルの参照方法です。
セル番地D3の数式をセル番地D4からD100にコピーするときは、エクセル(Excel)のオートフィル機能を使うと簡単にできます。
エクセル(Excel)のオートフィル機能とは、ドラッグで列(下)方向や行(横)方向に簡単にコピーできる機能です。
オートフィル機能を使ってコピーする手順は、次のとおりです。
- マウスのポインターをコピーしたいセルの右下のすみに移動させる
- マウスのポインターが黒色の十字に変わる
- マウスをコピーしたい方向にドラッグする
列全体にコピーは絶対参照を活用
今回は、エクセル(Excel)の掛け算で列全体に消費税率を掛けて消費税額を計算する方法について解説しています。
参考にしてください。
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