エクセルの足し算でとびとびに計算する方法|初心者にオススメ順
今回の記事では、エクセル(Excel)でとびとびの離れたセルに入力されている数字を足し算する方法について解説しています。
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エクセルの足し算でとびとびに計算する方法
エクセルでとびとびのセルに入力されている数字を足し算する3つの方法を初心者にオススメ順で紹介します。
足し算をとびとびにするとは、セルA1、セルA3、セルA5のようにセルを飛ばして数字を足し算することです。
- オートSUMを使って足し算する方法
- 「+」記号を使って計算する方法
- SUM関数を使って計算する方法
それぞれの方法を使って、とびとびに離れたセルに入力されている数字を足し算する方法を紹介します。
オートSUMを使って足し算する方法
オートSUM機能を使ってセルA1とセルA3、セルA5のように1行とばしになっているセルの数字を足し算する手順は、次のとおりです。
- 足し算の結果を表示したいセルを選択する
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「編集」グループの「Σ(オートSUMボタン)」をクリックする
- セルA1をクリックする
- 「Ctrl」キーを押しながらセルA3をクリックする
- 「Ctrl」キーを押しながらセルA5をクリックする
- 最後に「Enter」キーを押す
「Σ(オートSUMボタン)」は、「数式」グループの「関数ライブラリ」グループにも用意されています。
初心者にオートSUMをオススメする理由は、3つです。
- 「=」記号の入力が不要
- 関数名を覚えなくてよい
- ボタン1つで簡単
初心者に一番多い間違いは、計算式を入力で「=」記号を忘れることです。
「=」記号を入力せず、ボタンをクリックするだけで簡単に足し算できます。
また、関数名を覚えなくても足し算できます。
エクセル初心者にオススメの方法です。
「+」記号を使って足し算する方法
エクセル(Excel)の足し算の基本は、「+」記号を使った数式です。
「+」記号を使ってセルA1とセルA3、セルA5のように1行とばしの離れたセルに入力されている数字を足し算する手順は、次のとおりです。
- 足し算の結果を表示するセルを選択する
- 「=」を入力する。
- セルA1をクリックする
- 「+」記号を入力する
- セルA3をクリックする
- 「+」記号を入力する
- セルA5をクリックする
- 最後に「Enter」キーを押す
初心者に「+」記号を使った足し算する方法をオススメする理由は2つです
- 思い出しやすい
- 関数名を覚えなくてよい
「+」記号は、小学生の算数から使っています。足し算と言えば「+」記号です。
皆さんになじみがある記号なので、使いやすいのではないでしょうか。
SUM関数を使って足し算する方法
SUM関数を使ってとびとびに離れているセルA1とセルA3、セルA5の数字を足し算する手順は、次のとおりです。
- 足し算した結果を表示するセルをクリックする
- 「=SUM(」を入力する
- セルA1をクリックする
- 「Ctrl」キーを押しながらセルA3をクリックする
- 「Ctrl」キーを押しながらセルA5をクリックする
- 最後に「Enter」キーを押す
SUM関数のスペルを完璧に覚えていなくても大丈夫です。
セルに「=S」と入力してください。
入力した文字から始まる関数の一覧が表示されます。
表示された一覧からSUM関数をクリックしてください。
セルに「=S」と入力すると関数の一覧が表示される機能を「数式オートコンプリート」と言います。
SUM関数は、最初に覚えてほしい関数です。
「数式オートコンプリート」を使えば、簡単に使える関数です。
エクセルを使って作業をしていると、合計する機会がよくあります。
SUM関数を直接セルに入力することで、作業の時間を短縮することができます。
初心者の人にオススメする方法の1つです。
とびとびのセル範囲を選択する方法
エクセル(Excel)でとびとびに離れたセル範囲に入力されている数字を足し算する方法を紹介します。
とびとびのセル範囲を足し算するとは、
- セルA1、セルA2、セルA3、セルA4、セルA5
- セルA11、セルA12、セルA13、セルA14、セルA15
に入力されている数字を足し算することです。
とびとびに離れたセル範囲に入力されている数字を足し算するときは、「ドラッグ」と「Ctrl」キーを使います。
- 足し算の結果を表示したいセルを選択する
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「編集」グループの「Σ」ボタンをクリックする
- セルA1からセルA5までドラッグする
- 「Ctrl」キーを押しながらセルA11からセルA15までドラッグする
- 最後に「Enter」キーを押す
「+」記号を使った数式では、セル範囲を選択することはできません。
足し算する数字が入力されているすべてのセルを選択しなければなりません。
オートSUMを使えばマウスで選択する操作や「+」記号を入力する操作を減らすことができます。
条件に合ったとびとびのセルを足し算する方法
A列に支店名、B列に月、C列に売上金額が入力されている一覧表のA支店の売上金額の合計を求めたいときは、足し算したい数字が入力されているセルはとびとびに離れています。
オートSUMと「Ctri」キーを使って条件に合ったセルを目視しながら選択できます。
しかし、時間がかかります。
また、目視なので選択誤りをする可能性が高くなります。
条件に合ったとびとびのセルの数字を足し算するときは、関数を使ってください。
条件に合ったとびとびのセルを足し算するときに使う関数を2つ紹介します。
- SUMIF関数
- SUMIFS関数
SUMIF関数を使った方法
エクセル(Excel)の「SUMIF」は、引数で指定した検索条件に一致するセルの値を合計する関数です。
SUMIF関数の書式は、「=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)」です。
引数の「範囲」には、条件が入力されている範囲を設定してください。
引数の「検索条件」には、条件する条件を設定してください。
引数の「合計範囲」には、足し算したい数字が入力されている範囲を設定してください。
A支店の合計売上金額を計算したいときは、
=SUMIF(A1:A100,"A支店”,C1:C100)
と入力します。
1月の合計売上金額を求めたいときは、
=SUMIF(B1:B100,"1月”,C1:C100)
と入力します。
検索条件に文字列を指定するときは、必ず「"(ダブルクォーテーション)」記号で挟んでください。
SUMIFS関数を使った方法
エクセル(Excel)の「SUMIFS」は、複数の条件に一致するセルに入力されている数値を合計する関数です。
SUMIFS関数の書式は、、「SUMIFS(合計対象範囲,条件範囲,条件,・・・・・・・)」です。
A支店名の1月の合計売上金額を計算するときは、
=SUMIFS(C1:C100,A1:A100,"A支店”,B1:B100,"1月”)
と入力します。
SUMIFS関数の引数の順番は、SUMIF関数の引数の順番と違っています。
注意してください。
足し算の結果が0になる原因
エクセル(Excel)でとびとびに離れたセルの足し算の結果が「0」になる原因は、文字列が入力されているからです。
SUM関数を使って足し算するとき引数で指定するセルに文字列が入力されていると、結果は「0」になります。
セルに入力されている数字の「1」や「2」には、数値と文字列があります。
文字列である「1」や「2」をSUM関数を使って足し算すると、答えは「0」になります。
「1円」や「1cm」のように単位をつけた数字も文字列です。
足し算の結果が0になったときの対処法
エクセル(Excel)でとびとびに離れたセルの足し算の結果が「0」になったときは、参照しているセルに入力されている値を数値に修正してください。
参照しているセルに入力されている文字列を数値に修正する方法は、次のとおりです。
- 文字列で入力しているセルをクリックする
- 選択したセルの横に「!」記号が表示される
- 「!」記号をクリックする
- 「数値に変換する」をクリックする
参照しているセルに入力されている文字列が数値に変換され、足し算の答えは正しい結果に自動で修正されます。
参照しているセルに「1」や「2」などの文字列が入力されているときは、セルの左上に緑色の三角が表示されます。
SUM関数を使って足し算した答えが「0」になったときは、確認してください。
参照しているセルに入力されている数値に単位をつけているときは、単位を削除してください。
初心者の人に多い間違い
初心者の人に多い間違いを紹介します。
初心者の人に一番多い間違いは、最初に足し算したい数字が入力されているセルやセル範囲選択することです。
答えを表示したいセルをクリックする前に、足し算したい数字が入力されているセルやセル範囲を選択しています。
最初に足し算したい数字が入力されているセルやセル範囲を選択すると、足し算したい数字が「=」と入れ替わります。
正しい足し算の結果が表示されません。
足し算するときは、必ず最初に答えを表示したいセルを選択し、「=」を入力してください。
とびとびのセルはCtrlキーで選択する
今回は、とびとびのセルに入力されている数字を足し算する方法について解説しました。
参考にしてください。
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