エクセルのCOUNTの使い方を2つ解説|その他の個数を数える関数も紹介

エクセル

今回の記事では、エクセル(Excel)のCOUNT関数の使い方について解説しています。

エクセルのCOUNTの使い方を2つ解説

エクセル(Excel)のCOUNTは、数値が入力されているセルの個数を数える関数です。

COUNT関数を使って個数を数える時は、数えた個数を表示するセルに「=COUNT(個数を数えたいセルの範囲)」と入力します。

会員番号がセルA1からセルA100に入力されている会員名簿から会員数を数える時は、
=COUNT(A1:A100)
と入力します。

「A1:A100」の「:」記号は、セルA1からセルA100のようなセル範囲を指定するときに使います。

「COUNT関数」の使い方を2つ紹介します。

  • 直接、セルに入力する方法
  • 関数の挿入ダイアログボックスを使う方法

使い方1|直接セルに入力する

直接、COUNT関数をセルに入力する方法を紹介します。
直接、セルに入力する方法は以下の方におススメします。

  • COUNT関数を知っている方
  • 関数の引数に指定する項目について理解している方

直接、COUNT関数をセルに入力する手順は、次のとおりです。

  1. 答え(結果)を表示するセルを選択する
  2. 「=C」と入力する
  3. 「C」から始まる関数の一覧が表示される(※1)
  4. 「COUNT」をダブルクリックする
  5. 個数を数えたい範囲をドラッグする
  6. 後に「Enter」キーを押す

COUNT関数を直接セルに入力することができると、エクセル(Excel)の作業の時間を短縮することができます。

※1のセルに「=C」と入力すると関数の一覧が表示される機能を「数式オートコンプリート」と言います。
COUNT関数のスペルを完璧に覚えていなくても入力できる便利な機能です。
表示された一覧のCOUNT関数をクリックすると、COUNT関数の説明も表示されます。
参考にしてください。

引数を完璧に覚えていなくても大丈夫です。
COUNT関数を挿入すれば、挿入した関数の近くに引数の説明が表示されます。
引数を指定するときの参考にしてください。

使い方2|関数の挿入ダイアログボックスを使う

関数の挿入ダイアログボックスを使って「COUNT」関数を入力する方法を紹介します。
「関数の挿入」ダイアログボックスを使って入力する方法は、
引数で指定する項目がわかりやすいので、初心者の方や関数が苦手な方におススメです。

関数の挿入ダイアログボックスを使って「COUNT」関数を入力する手順は、次のとおりです。

  1. 答え(結果)を表示するセルを選択する
  2. 列番号の上の「fx」ボタンをクリックする
  3. 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
  4. 「関数の分類」の「V」をクリックする
  5. 表示された一覧の「すべて表示」を選択する
  6. 「関数名」の「COUNT」をクリックする
  7. 「OK」ボタンを押す
  8. 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
  9. 個数を数えたい範囲をドラッグする
  10. 最後に「OK」ボタンを押す

「関数の挿入」ダイアログボックスを簡単に表示したい方は、ショートカットキーを使ってください。
「関数の挿入」ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、
「Shift」キー+「F3」キーです。

エクセルで個数を数える4つの関数

エクセル(Excel)には、COUNT関数以外にセルの数を数える関数が4種類あります。

  • COUNTA関数
  • COUNTBLANK関数
  • COUNTIF関数
  • COUNTIFS関数

COUNTA関数

COUNTA関数は、数値だけではなく文字などが入力されているセルの個数を数えます。
会員名簿の名前の個数を数えるときは、COUNTA関数を使ってください。
COUNT関数を使って名前の個数を数えると、結果は「0」になりますので注意してください。

COUNTA関数を使って名前の個数を数えるときは、
「=COUNTA(セルの範囲)」
と入力してください。

COUNTBLANK関数

COUNTBLANK関数は、何も入力されていない空白のセルの個数を数えます。
テストの結果が入力されていない空白のセルの個数を数えると、テストを受験していない人数を求めることができます。

COUNTBLANK関数を使ってテストを受験していない人数を数えるときは、
「=COUNTBLANK(セルの範囲)」
と入力してください。

COUNTIF関数

COUNTIF関数は、条件に合ったセルの個数を数えます。
男女の性別が入力されている会員名簿の男性の人数を数えるときは、COUNTIF関数を使ってください。

COUNTIF関数を使って男性の人数を数えるときは、
「=COUNTIF(性別が入力されているセルの範囲,"男")」
と入力してください。

個数を数える条件には、男や女という性別を入力してください。
条件が文字列ときは、「"男"」のように必ず「”」で囲ってください。
「”」は、「Shift」キーを押した状態でキーボードの左上にある「2」のキーを押してください。

COUNTIFS関数

COUNTIFS関数は、複数の条件に合ったセルの個数を数えます。
男女の性別と出身地が入力されている会員名簿から「和歌山の男性」の人数を数えるときは、COUNTIFS関数を使ってください。

COUNTIFS関数を使って「和歌山の男性」の人数を数えるときは、
「=COUNTIFS(出身地が入力されているセルの範囲,”和歌山”,性別が入力されているセルの範囲,”男” )」
と入力してください。

COUNTと4つの関数を使いわける

今回は、エクセル(Excel)のCOUNT関数について解説しました。
個数を数える関数は、仕事などの実務でもよく使います。

参考にしてください。

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