COUNTIFS関数の使い方|エクセルで複数条件に一致したセルを数える
今回の記事では、COUNTIFS関数の使い方について解説しています。
仕事でのエクセル(Excel)を使った作業では、使用頻度が高い必須の関数です。
クリックできる目次
COUNTIFSの使い方について解説
エクセル(Excel)のCOUNTIFS関数の使い方を紹介します。
エクセル(Excel)の「COUNTIFS」は、複数の条件に一致するセルに入力されている数値を合計する関数です。
会員名簿に特別会員と一般会員の会員区分や支店名が入力されているとき、支店別の特別会員の人数や一般会員の人数を数えるときに活用できます。
COUNTIFS関数の書式は、、「COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,・・・・・)」です。
引数の「検索条件範囲」には、個数を数えたい値が入力されているセルの範囲を指定します。
引数の「条件範囲」には、個数を数えたい条件が入力されているセルの範囲を指定します。
引数の「条件」に続けて二つ目の「条件範囲」と「条件」を指定します。
SUMIF関数とSUMIFS関数の引数の順番は違いますが、COUNTIFS関数の引数の順番はCOUNTIF関数の引数の順番と同じです。
セルA2からA100の範囲に特別会員と一般会員の区分が、セルB2からセルB100に支店名が入力されている会員名簿から「A支店」の「特別会員」の人数を求めたいときは、
=COUNTIFS(A2:A100,"特別会員”,B2:B100,"A支店”)と入力します。
「一般会員」を求めたいときは、
=COUNTIFS(A2:A100,"一般会員”,B2:B100,"A支店”)と入力します。
検索条件に文字列を指定するときは、必ず「"(ダブルクォーテーション)」記号で挟んでください。
COUNTIFSを入力する2つの方法
エクセル(Excel)の「COUNTIFS関数」を挿入する方法を3つ紹介します。
- 直接、セルに入力する方法
- 関数の挿入ダイアログボックスを使う方法
直接セルに入力する方法
エクセル(Excel)のCOUNTIFS関数を直接セルに入力する方法を紹介します。
COUNTIFS関数を知っている方や関数の引数に指定する項目について理解している方には、直接セルに入力する方法をおススメします。
COUNTIFS関数を直接セルに入力することで、作業の時間を短縮することができます。
COUNTIFS関数を直接セルに入力する手順は、次のとおりです。
- COUNTIFS関数を使って計算した結果を表示するセルをクリックする
- 「=COUNTIFS(検索条件範囲1,検索条件1,検索条件範囲2,検索条件2,・・・・・)」を入力する
- 最後に「Enter」キーを押す
引数にセルを参照したり数式を指定したりすることができます。
COUNTIFS関数のスペルを完璧に覚えていなくても大丈夫です。
セルに「=C」と入力してください。
入力した文字から始まる関数の一覧が表示されます。
表示された一覧からCOUNTIFS関数をクリックしてください。
COUNTIFS関数の説明が表示されます。
参考にしてください。
COUNTIFS関数を入力するときは、ダブルクリックしてください。
COUNTIFS関数の引数について完璧に覚えていなくても大丈夫です。
COUNTIFS関数を挿入すれば、挿入した関数の近くに引数の説明が表示されます。
引数を指定するときの参考にしてください。
セルに「=C」と入力すると関数の一覧が表示される機能を「数式オートコンプリート」と言います。
ダイアログボックスを使う方法
「関数の挿入」ダイアログボックスを使ってCOUNTIFS関数を入力する方法を3つ紹介します。
「関数の挿入」ダイアログボックスを利用する方法は引数で指定する項目がわかりやすいので、初心者の方や関数が苦手な方におススメです。
- 関数ボタン (fx)をクリックする
- 「数式」タブから選択する
- ショートカットキーを利用する
関数ボタン (fx)をクリックする
関数ボタン (「fx」)をクリックする手順は、次のとおりです。
関数ボタンは、エクセル(Excel)のタブの下、数式バーの左にあります。
- 関数ボタンをクリックする
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
- 「関数の分類」の「V」をクリック
- 「すべて表示」を選択する
- 「関数名」に表示された一覧から「COUNTIFS」を選択する
- 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
- 引数に数値や数値が入力されているセル、数式を指定する
- 最後に「OK」ボタンをクリックする
「数式」タブから選択する
「数式」タブから選択する手順は、次のとおりです。
- 「数式」タブをクリックする
- 「関数ライブラリ」グループの「関数の挿入」をクリックする
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
- 「関数の分類」の「V」をクリック
- 「すべて表示」を選択する
- 「関数名」に表示された一覧から「COUNTIFS」を選択する
- 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
- 引数に数値や数値が入力されているセル、数式を指定する
- 最後に「OK」ボタンをクリックする
ショートカットキーを利用する
ショートカットキーを利用する手順は、次のとおりです。
- 「Shift」キーを押しながら「F3」キーを押す
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
- 「関数の分類」の「V」をクリック
- 「すべて表示」を選択する
- 「関数名」に表示された一覧から「COUNTIFS」を選択する
- 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
- 引数に数値や数値が入力されているセル、数式を指定する
- 最後に「OK」ボタンをクリックする
COUNTIFSとCOUNTIFの違いを解説します
エクセル(Excel)のCOUNTIFもCOUNTIFSも、引数で指定した条件に一致したセルの個数を数える関数です。
エクセル(Excel)のCOUNTIFとCOUNTIFSの違いは、引数に指定できる条件の数です。
COUNTIF関数の引数で指定できる条件は、1つです。
書式は、「=COUNTIF(範囲,検索条件)」です。
COUNTIFS関数の引数では、複数の条件を指定することができます。
書式は、「=COUNTIFS(検索条件範囲,,検索条件,・・・・・・)」です。
COUNTIFSは複数条件に一致した個数
今回は、COUNTIFS関数の使い方について解説しました。
参考にしてください。
こちらの記事もお読みください
- エクセルのCOUNT関数の使い方|COUNTA・COUNTIF・COUNTIFSも解説
- エクセル|COUNTA関数の使い方|数値以外の個数を数えるときに便利
- エクセル|COUNTBLANK関数の使い方|空白セルの個数を数えるときに便利
- エクセルのAVERAGE関数の使い方|平均値を求める
- エクセルのMAX関数の使い方|最大値を求める
- エクセルのMIN関数の使い方|最小値を求める
- エクセルのLEFT関数の使い方|左(先頭)から文字を取り出す
- エクセルのRIGHT関数の使い方|右から文字を抽出する
- エクセルのMID関数の使い方|指定した位置から文字を抽出する
- エクセルのLEN関数の使い方|セル内の文字の数を数える
- エクセルのCONCAT関数の使い方|文字列を結合する
- エクセルのTEXTJOIN関数の使い方|区切り記号で文字列を結合する
- エクセルのUPPER関数の使い方|英字をすべて大文字に変換する
- エクセル|LOWER関数の使い方|英字をすべて小文字に換える
- エクセル|IF関数の使い方|条件に合っているか判定できる
- エクセルで65歳以上を抽出する|countifとcountifsの使い方
- エクセルで文字をカウントする3つの方法|関数はCOUNTA・COUNTIF・LEN
- エクセル|4社五入は誤字|四捨五入する関数の使い方
- エクセルの引き算で使える関数|SUMの活用方法
- エクセルのCOUNTA関数の読み方はカウントエー|空白でないセルを数える
- LEN関数の読み方はカウントエー|文字列の文字数を数える
- エクセルで累乗の計算をする方法|記号と関数の使い方を解説
- エクセルで〇(丸)の数を数える方法|COUNTIFの使い方
- エクセルで四捨五入して整数にする方法|ROUND関数の使い方
- エクセルで二乗の計算をする2つの方法
- エクセルの二乗の打ち方を2つ解説|表示と計算
- エクセルで二乗を表示する方法|計算方法も解説
- エクセルで個数を数える方法|カウントできる関数5つ
- エクセルの二乗はキーボードの「へ」を押す
- VLOOKUP関数の読み方はブイルックアップ|使い方を解説
- エクセルの割り算の結果を四捨五入で端数処理する方法
- エクセルの掛け算の結果を四捨五入で端数処理する方法
- concat関数の読み方コンカット|文字列を結合する
- エクセルの関数で累計を求める方法
- エクセルの引き算でSUM関数を活用する方法
- エクセルで二乗の計算を一気にする方法
- エクセルの引き算がエラーになる原因と対処法
- SUMIFの読み方はサムイフ|検索条件に一致したセルを合計する
- エクセルの引き算の数式を入力する方法
- SUMIFS関数の読み方サムイフス|複数条件に一致するセルの値を合計する
- エクセルで記号をカウントする方法|〇や△、×などの個数を数える
- COUNTIFの読み方はカウントイフ|検索条件に一致したセルを数える
- COUNTIFSの読み方はカウントイフス|複数条件に一致するセルの個数を数える
- UPPERの読み方はアッパー|英字をすべて大文字に換える
- TEXTJOINの読み方はテキストジョイン|区切りを使って文字を結合する
- エクセルでまとめて引き算をする|SUM関数を使った方法
- エクセルの引き算の結果がマイナスだったときの表示方法
- エクセルで引き算する記号を解説|基本の数式や四則演算を入力する方法
- エクセルで引き算ができない原因と解決方法
- エクセルで掛け算する記号を解説|基本の数式やPRPDUCT関数を入力する方法
- エクセルで割り算する記号を解説|基本の数式や関数を入力する方法
- エクセルで掛け算ができない原因と解決方法
- エクセルの掛け算の数式を解説|記号や関数を使った方法
- エクセルの掛け算で列全体の消費税を計算する方法
- エクセルの掛け算で切り捨てて消費税額の端数を処理する方法
- エクセルで割り算の余りを計算する方法
- エクセルの割り算ができない原因と解決方法
- エクセルの割り算の数式を解説|記号や関数を使った方法
- エクセルの掛け算を関数でする方法|*を使った数式も解説
- エクセルの割り算の結果が0になる原因と解決方法
- エクセルで四捨五入して千円単位の数字にする方法
- エクセルが勝手に四捨五入しないようにする方法|原因も解説
- エクセルの設定で四捨五入の数値を簡単に表示する方法
- エクセルで四捨五入できる関数|切り捨て・切り上げについても解説
- エクセルのCOUNTIF関数の使い方|条件に一致したセルの個数を数える
- エクセルのAVERAGEIF関数の使い方|条件に一致した数値の平均を求める
- エクセルのAVERAGEIFS関数の使い方|複数条件に一致した数値の平均を求める
- エクセルでとびとびのセルの範囲の平均を計算する方法