AVERAGEIF関数の使い方|エクセルで条件に一致した数値の平均を求める
今回の記事では、エクセル(Excel)のAVERAGEIF関数について解説します。
仕事では、使用頻度が高い必須の関数です。
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AVERAGEIF関数の使い方について解説
エクセル(Excel)のAVERAGEIF関数の使い方を紹介します。
AVERAGEIFは、引数で指定した検索条件に一致するセルの値の平均を計算する関数です。
AVERAGEIF関数の書式は、「=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)」です。
A列にクラス名、B列に科目、C列に点数が入力されている生徒の成績一覧表のA組の平均点を求めたいときは、
=AVERAGEIF(A1:A100,"A組”,C1:C100)
と入力します。
条件に文字列を指定するときは、必ず「"(ダブルクォーテーション)」記号で挟んでください。
AVERAGEIF関数を挿入する2つの方法
エクセル(Excel)の「AVERAGEIF関数」を挿入する方法を2つ紹介します。
- 直接、セルに入力する方法
- 関数の挿入ダイアログボックスを使う方法
直接セルに入力する方法
エクセル(Excel)のAVERAGEIF関数を直接セルに入力する方法を紹介します。
AVERAGEIF関数を知っている方や関数の引数に指定する項目について理解している方には、直接セルに入力する方法をおススメします。
AVERAGEIF関数を直接セルに入力することで、作業の時間を短縮することができます。
AVERAGEIF関数を直接セルに入力する手順は、次のとおりです。
- AVERAGEIF関数を使って計算した結果を表示するセルをクリックする
- 「=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)」を入力する
- 最後に「Enter」キーを押す
引数にセルを参照したり数式を指定したりすることができます。
AVERAGEIF関数のスペルを完璧に覚えていなくても大丈夫です。
セルに「=A」と入力してください。
入力した文字から始まる関数の一覧が表示されます。
表示された一覧からAVERAGEIF関数をクリックしてください。
AVERAGEIF関数の説明が表示されます。
参考にしてください。
AVERAGEIF関数を入力するときは、ダブルクリックしてください。
引数を完璧に覚えていなくても大丈夫です。
AVERAGEIF関数を挿入すれば、挿入した関数の近くに引数の説明が表示されます。
引数を指定するときの参考にしてください。
セルに「=A」と入力すると関数の一覧が表示される機能を「数式オートコンプリート」と言います。
ダイアログボックスを使う方法
「関数の挿入」ダイアログボックスを利用する方法は、引数で指定する項目がわかりやすい方法です。
次の人におススメします。
- 初心者の方
- 関数が苦手な方
「関数の挿入」ダイアログボックスを使ってAVERAGEIF関数を入力する手順は次のとおりです。
- 「関数の挿入」ダイアログボックスを表示する
- 「関数の分類」の「V」をクリック
- 「すべて表示」を選択する
- 「関数名」に表示された一覧から「AVERAGEIF」を選択する
- 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
- 引数を指定する
- 最後に「OK」ボタンをクリックする
ダイアログボックスを表示する方法
「関数の挿入」ダイアログボックスを表示する方法を4つ紹介します。
- 関数ボタン (fx)をクリックする
関数ボタン (fx)は、エクセル(Excel)のリボンの下の数式バーの左にあります。 - ショートカットキーを利用する
「関数の挿入」ダイアログボックスを表示するショートカットキーは、「Shift」キー+「F3」キーです。 - 「数式」タブから選択する
「数式」タブ、「関数ライブラリ」グループの「関数の挿入」をクリックすると「関数の挿入」ダイアログボックスを表示することができます。 - オートSUMボタンの「その他の関数」をクリックする
AVERAGE関数との違いについて
「AVERAGE」とは、複数の数値の平均値を計算する関数です。
A1からA5までのセルに入力されている数値の平均を計算するときは、結果を表示するセルに「=AVERAGE(A1:A5)」と入力します。
AVERAGE関数は、指定したセル範囲内のすべての数値を対象に平均を計算します。
「AVERAGEIF」は、特定の条件を満たす数値の平均値を計算する関数です。
ある商品の売上データがA1からA10までのセルに、地域情報がB1からB10までのセルに入力されている集計表から「地域A」の売上だけを対象に平均を計算したいときは、「=AVERAGEIF(B1:B10, "地域A", A1:A10)」と入力します。
AVERAGE関数は指定されたセル範囲全体の平均値を求めるのに対し、AVERAGEIF関数は条件を満たす特定の数値のみを対象に平均値を計算します。
特定の条件下での平均値を簡単に計算することができます。
AVERAGEIFがエラーになる5つの原因
AVERAGEIFがエラーになる原因を5つ紹介します。
- 平均する数値が文字列である
- 引数の順番が間違っている
- 関数名が間違っている
- 「数式の表示」ボタンを押している
- 結果を表示するセルの設定が文字列になっている
平均する数値が文字列である
平均の対象となっているセルに文字列が入力されているとき、平均値はエラーになります。
平均の対象となっているセルの書式設定が「文字列」になっていたり数字に「円」や「㎝」などの単位がつけたりしていると「AVERAGEIF」を使って計算した結果はエラーになります。
引数の順番が間違っている
AVERAGEIFの書式は、「=AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)」です。
引数は3つあります。
引数の順番が間違っていると、結果はエラーになります。
特に、AVERAGEIFS関数の引数と勘違いするエラーをよく見かけます。
注意してください。
関数名が間違っている
関数名が間違っていると、結果はエラーになります。
関数名に自信がない人は、「数式オートコンプリート」や「関数の挿入ダイアログボックス」を活用してください。
「数式の表示」ボタンを押している
エクセル(Excel)には、数式を表示する機能があります。
入力している数式を確認するときなどに使います。
「数式の表示」ボタンを押しているとき、結果は表示されません。
結果を表示するセルには入力した数式が表示されます。
「数式」タブの「ワークシート」グループの「数式の表示」ボタンを確認してください。
セルの設定が文字列になっている
関数を入力しているセルの設定が文字列になっているとき、関数の結果は表示されません。
入力した数式が表示されます。
結果が表示されないときは、関数を入力したセルの書式を確認したください。
AVERAGEIFは条件に一致した平均
今回は、エクセル(Excel)の AVERAGEIF関数について解説しました。
参考にしてください。
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