エクセルの割り算ができない6つの原因と解決方法について解説

2023年3月10日 2023年7月26日

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今回の記事では、エクセル(Excel)で割り算ができない原因と解決方法を解説しています。

クリックできる目次

1 エクセルの割り算ができない6つの原因
2 【原因1】設定が手動計算になっている
3 【原因2】割る数値が「0」になっている
4 【原因3】文字列が入力されている
5 【原因4】書式設定が文字になっている
6 【原因5】数式を表示している
7 【原因6】小数点以下が表示されていない
8 割り算ができないときは原因をチェック
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エクセルの割り算ができない6つの原因

エクセル(Excel)で割り算したとき、正しい結果が表示されない原因を6つ紹介します。

設定が手動計算になっている
割る数値が「0」になっている
文字列が入力されている
書式設定が文字になっている
数式を表示している
小数点以下が表示されていない

【原因1】設定が手動計算になっている

エクセル(Excel)で割り算したが、

割り算の数式で参照しているセルの値を修正したが、結果が修正されない
割り算の数式を列（下）方向にコピーしたが、結果が正しくない

ときの原因は、「計算方法」の設定が「手動」になっているからです。

エクセル(Excel)では、数式を自動で計算したり手動で計算したり設定することができます。

計算方法が手動になっていると、割り算の数式で参照しているセルの値を修正したり、割り算の数式を列（下）方向にコピーしたりしても再計算されません。

再計算されないときは、手動になっている計算方法の設定を自動に変更してください。

計算方法の設定を手動から自動に変更する手順は、次のとおりです。

「数式」タブをクリックする
「計算方法」グループの「計算方法の設定」の「V」クリックする
「自動」をクリックしてチェックマークをつける

【原因2】割る数値が「0」になっている

エクセル(Excel)の割り算で表示された結果が「#DIV/0!」になった原因を３つ紹介します。

エクセル(Excel)の割り算で割る数値が「0」になっている
割る数値が入力されているセルの値が「0」になっている
割る数値が入力されているセルが「空白」になっている

「#DIV/0!」とは、エクセル(Excel)での割り算である数値を0で割ったときに表示されるエラー値です。

「0で割ったとき」とは、割り算の「÷」記号の後ろ数値が「0」ということです。

エクセル(Excel)の割り算の数式の場合は。「/」記号の後ろ数値が「0」ということです。

エクセル(Excel)の割り算の結果が「#DIV/0!」になったときは、「/」記号の後ろの割る数値や参照しているセルの値が「0」や「空白」になっていないかを確認してください。

「/」記号の後ろの数値や参照しているセルの値が「0」や「空白」のときは、「0」以外の数値を入力してください。

【原因3】文字列が入力されている

エクセル(Excel)の割り算の結果が「#VALUE!」になった原因は、割り算の数式で参照しているセルに文字列が入力されているからです。

「#VALUE!」とは、入力した数式や参照しているセルに問題があるときに表示されるエラー値です。

例えば、エクセル(Excel)の割り算の数式で参照しているセルの数値に「円」や「cm」などの単位がついていると、入力されている値は文字列になります。

エクセル(Excel)の割り算の数式で参照しているセルに入力されている「円」や「cm」などの単位を削除してください。

複数のセルに入力されている単位を削除するときは、エクセル(Excel)の「置換」機能を使ってください。

エクセル(Excel)の「置換」機能を使って「円」や「cm」の単位を削除する手順は、次のとおりです。

「ホーム」タブをクリックする
「編集」グループの「検索と選択」の「V」をクリックする
表示された一覧の「置換」をクリックする
「検索する文字列」に「円」や「cm」などの削除したい文字列を入力する
「置換後の文字列」には何も入力しない
「すべて置換」をクリックする
「閉じる」をクリックする

割り算の数式で参照しているセルに入力している数値に単位をつけたいときは、「セルの書式設定」機能を使ってください。

「セルの書式設定」機能を使ってセルに入力されている数値に単位をつける方法は、「エクセルのユーザー定義で単位を自動でつける方法」を参考にしてください。

【原因4】書式設定が文字になっている

エクセル(Excel)の割り算の結果を表示するセルに数式が表示された原因は、割り算の結果を表示するセルの書式設定が文字になっているからです。

エクセル(Excel)の割り算の数式を入力しているセルの書式設定が「文字」になっていると、数式を入力したセルには割り算の結果は表示されません。

入力した割り算の数式がそのまま表示されます。

セルA1に入力されている数値をセルB1に入力されている数値で割る数式をセルC1に入力すると、セルC1には割り算の結果ではなく数式である「＝A1/B1」と表示されます。

セルの書式設定が「文字」になっているとき、「標準」に変更してください。

セルの書式設定を変更する手順は、次のとおりです。

「ホーム」タブをクリックする
「数値」グループの「数値の書式」の「V」をクリックする
表示された一覧から「標準」を選択する
結果が表示されているセルをダブルクリックする

「数値の書式」とは、「数値」グループに表示されているボックスです。

割り算の結果に数式が表示されているときは、「数値の書式」のボックスには「文字」と表示されています。

【原因5】数式を表示している

エクセル(Excel)の割り算の結果を表示するセルに数式が表示された原因は、セルに「計算結果の値」ではなく「数式を表示」する設定にしているからです。

エクセル(Excel)では、セルに数式を表示させる機能があります。

数式をセルに表示させる設定をしていると、割り算の計算の結果はセルに表示されません。

「数式の表示」機能は、数式のエラーの有無の確認等で活用することができます。

エクセル(Excel)の「数式の表示」の設定を解除する手順は、次のとおりです。

「数式」タブをクリックする
「ワークシート分析」グループの「数式の表示」をクリックする

数式が入力されているセルの表示が数式から計算結果に変わります。

【原因6】小数点以下が表示されていない

エクセル(Excel)の割り算の結果が合わなかった原因の一つは、セルに表示されている数字の小数点以下が表示されていないからです。

エクセル(Excel)のセルに表示されている数字は、実際に入力されている数字と違うことがあります。

セルに「9.5」と入力したが「10」と表示されることがあります。

セルに入力されている値を確認するときは、数式バーに表示されている値とセルに表示されている値を比べてください。

数式バー表示されている値が入力されている値です。

セルに入力されている数値の小数点以下を表示する手順を紹介します。

「ホーム」タブをクリックする
「数値」グループの「小数点以下の表示桁数を増やす」をクリックする

「小数点以下の表示桁数を増やす」を1回クリックすると小数点以下が1桁増えます。

小数点以下第2位まで表示したいときは2回クリックしてください。

セルの数値を小数点以下まで表示すると、割り算の結果が合っていることが確認できます。

割り算ができないときは原因をチェック

今回は、エクセル(Excel)で割り算ができない原因と解決方法について解説しました。

参考にしてください。

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カテゴリー: エクセル