エクセルで二乗の計算をする2つの方法(記号と関数)|表示方法も解説
今回の記事では、エクセル(Excel)で二乗の計算をする2つの方法について解説しています。
二乗とは、同じ数値を2回掛け算することです。
例えば、
2の二乗は、2×2です。
3の二乗は、3×3です。
べき乗や累乗とも呼ばれています。
クリックできる目次
エクセルで二乗の計算をする2つの方法
エクセル(Excel)で二乗の計算をする方法を2つ紹介します。
- 記号を使って二乗の計算をする方法
- 関数を使って二乗の計算をする方法
方法1|「^」記号を使ってする方法
記号を使って二乗の計算をする方法を紹介します。
エクセル(Excel)で二乗の計算をするときは、「^」記号を使います。
「^」記号の読み方は、「キャレット」です。
「^」記号を使って2の二乗の計算をする手順は、次のとおりです。
- 答えを表示するセルをクリックする
- 「=」を入力する
- 「2」を入力する
- 「^」記号を入力する
- 「2」を入力する
- 最後に「Enter」キーを押す
手順1|答えを表示するセルをクリックする
数式を入力するときは、最初に必ず計算の答え(結果)を表示するセルを選択してください。
エクセル(Excel)の数式や関数は、計算の答え(結果)を表示するセルに入力します。
セルを選択するときは、
- 画面に表示されている白色の十字(マウスポインタ)を選択したいセルに移動させる
- マウスの人差し指を載せている左のボタンを押す(クリックする)
の操作をしてください。
手順2|「=」を入力する
手順1で選択した答え(結果)を表示するセルに、「=」を入力してください。
数式や関数を入力するときは、最初に必ず「=」を入力します。
「=」を入力せず、最初に数字を入力している初心者の方をよく見かけます。
注意してください。
「=」キーを入力する方法は、次のとおりです。
- 「Shift」キーを押す
- キーボードの右上の「ほ」キーを押す
「ほ」キーを押すまで「Shift」キーを放さないでください。
「Shift」キーは押したままで「ほ」キーを押してください
手順3|「2」を入力する
手順2で入力した「=」に続いて「2」を入力してください。
3を二乗するときは、3
4を二乗するときは、4
を入力してください。
手順4|「^」記号を入力する
エクセル(Excel)で二乗の計算をする記号は、「^」です。
手順3で入力した「2」に続いて「^」を入力してください。
「^」記号を入力するときは、キーボードの右上の「へ」キーを押してください。
「へ」キーと一緒に「Shift」キーや「Ctr」キー、「Alt」キーを押さないでください。
「へ」キーだけ押してください。
手順5|「2」を入力する
手順4の「^」記号に続いて、二乗する「2」を入力してください。
3の二乗でも2
4の二乗でも2
を入力してください。
3の二乗は3×3だからといって「^」記号に続いて「3」を入力しないでください。
4の二乗は4×4だからといって「^」記号に続いて「4」を入力しないでください。
二乗を計算するときは、必ず2を入力してください。
手順6|最後に「Enter」キーを押す
手順5が終わったあと、最後に「Enter」キーを押してください。
「Enter」キーを押すと、
数式を入力したセルに計算の答え(結果)が表示されます。
方法2|関数を使ってする方法
エクセル(Excel)で関数を使って二乗の計算をする方法を紹介します。
二乗の計算をするときは、「POWER」関数を使います。
「POWER関数」の構文は、
「=POWER(数値,指数)」
です。
「POWER」関数を使って2の二乗の計算をする手順は、次のとおりです。
- 答えを表示するセルをクリックする
- 関数を挿入するボタンをクリックする
- 「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
- 「関数の分類」から「すべて表示」を選択する
- 「関数名」の「POWER」をクリックする
- 「OK」ボタンを押す
- 「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
- 「数値」と「指数」に入力する
- 最後に「OK」ボタンを押す
手順1|答えを表示するセルをクリックする
数式を入力するときは、最初に必ず計算の答え(結果)を表示するセルを選択してください。
エクセル(Excel)の数式や関数は、計算の答え(結果)を表示するセルに入力します。
セルを選択する手順は、次のとおりです。
- 画面に表示されている白色の十字(マウスポインタ)を選択したいセルに移動させる
- マウスの人差し指を載せている左のボタンを押す(クリックする)
手順2|関数を挿入するボタンをクリックする
手順1で答え(結果)を表示するセルを選択したあと、「関数を挿入する」ボタンをクリックしてください。
「関数を挿入する」ボタンをクリックする手順は、次のとおりです。
- 「関数を挿入する」ボタン(fx)に画面に表示されている白色の十字(マウスポインタ)を移動させる
- 白色の十字が白色の矢印に変わる
- マウスの人差し指を載せている左のボタンを押す(クリックする)
「関数を挿入する」ボタンは、エクセル(Excel)の画面上部の列の番号(A、B、C・・・・・)の上の「fx」です。
関数を入力する方法は、複数あります。
今回の記事では、初心者の方でも簡単に関数を入力できる「関数を挿入する」ボタンを使った方法を紹介しました。
手順3|「関数の挿入」ダイアログボックスが表示される
手順2で「関数を挿入する」ボタン(fx)をクリックすると、エクセル(Excel)の画面に「関数の挿入」と書かれた四角のボックスが表示されます。
このボックスをダイアログボックスと言います。
(名前は覚える必要はありません。)
手順4|「関数の分類」から「すべて表示」を選択する
表示された「関数の挿入」ダイアログボックスの「関数の分類」の右にある「V」をクリックしてください。
関数の分類が一覧で表示されます。
表示された一覧から「すべて表示」を選択してください。
エクセル(Excel)で使える関数が、「関数の分類」の下の「関数名」にアルファベット順で表示されます。
手順5|「関数名」の「POWER」をクリックする
手順4の操作で表示された関数の一覧から「POWER」を探してクリックしてください。
「POWER」をクリックする手順は、次のとおりです。
- 関数の一覧の上に白色の矢印(マウスポインタ)を移動させる
- マウスの左右のボタンの間にあるホイール(タイヤのようなもの)を人差し指で回す
- 「POWER」が表示される
- 「POWER」の上に白色の矢印(マウスポインタ)を移動させる
- 人差指を載せているマウスのボタンを押す
「POWER」をクリックすると色が変わります。
手順6|「OK」ボタンを押す
手順5で「POWER」が選択できれば、「OK」ボタンをクリックしてください。
「OK」ボタンをクリックする手順は、次のとおりです。
- 「関数の挿入」ダイアログボックスの右下にある「OK」ボタンに白色の矢印(マウスポインタ)を移動させる
- 人差し指を載せているボタンを押す
手順7|「関数の引数」ダイアログボックスが表示される
手順6で「OK」ボタンをクリックすると「関数の引数」と書かれたボックスが表示されます。
手順8|「数値」と「指数」に入力する
「関数の引数」ダイアログボックスには、「数値」と書かれたボックスと「指数」と書かれたボックスがあります。
「数値」には、2の二乗の「2」を入力してください。
3の二乗であれば「3」
4の二乗であれば「4」
を入力してください。
「指数」には、2の二乗の「二」に当たる「2」を入力してください。
三乗であれば「3」
四乗であれば「4」
を入力してください。
「数値」と「指数」のことを関数の引数と言います。
手順9|最後に「OK」ボタンを押す
手順8で「数値」と「指数」に入力できれば「OK」ボタンをクリックしてください。
手順1で選択した答え(結果)を表示するセルに答えが表示されます。
エクセルで二乗を表示する方法
エクセル(Excel)で2の二乗を表示する手順は、次のとおりです。
- 入力するセルをクリックする
- 「'22」
- 「数式バー」をクリックする
- 後ろの「2」を選択する
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「フォント」グループの「↘(ダイアログボックス表示ボタン)」をクリックする
- 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示される
- 「文字飾り」の「上付き」をクリックする
- 最後に「OK」ボタンをクリックする
- 「22」と表示される
入力した「22」は文字です。
数値ではありません。
だから、数式で「22」が入力されているセルを参照するとエラーになります。
注意してください。
二乗の計算をするときは記号と関数
今回は、エクセル(Excel)で二乗の計算をする方法について解説しました。
参考にしてください。
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