エクセルの足し算で文字を結合する3つの方法を解説

エクセル

今回の記事では、文字を足し算する方法について解説しています。

  • &記号を使って文字を足し算する方法
  • CONCAT関数を使って文字を足し算する方法
  • TEXTJOIN関数を使って文字を足し算する方法

について説明しています。

エクセルの足し算で文字を結合する3つの方法

エクセル(Excel)で文字を足し算する方法を3つ紹介します。

  • &記号を使って文字を足し算する方法
  • CONCAT関数を使って文字を足し算する方法
  • TEXTJOIN関数を使って文字を足し算する方法

文字を足し算するとは、別々のセルに入力されている文字列を結合することです。

セルA1に入力されている「東京都」とセルB1に入力されている「新宿区」を足し算すると「東京都新宿区」となります。

【方法1】&記号を使う

エクセル(Excel)で「&」記号を使って文字を足し算する方法を紹介します。

セルA1に入力されている文字列とセルB1に入力されている文字列を足し算するときは、

「=A1&B1」と数式を入力します。

例えば、セルA1に姓、セルB1に名が入力されている一覧表のセルC1に氏名を表示させたいとき、セルC1に「=A1&B1」と入力するとセルC1に氏名が表示されます。

セルA1に都道府県、セルB1に市町村が入力されている一覧表のセルC1に住所を表示させたいとき、セルC1に「=A1&B1」と入力するとセルC1に住所が表示されます。

【方法2】CONCAT関数を使う

エクセル(Excel)で「CONCAT関数」を使って文字を足し算する方法を紹介します。

エクセル(Excel)のCONCAT関数は、引数で指定したセルの範囲に含まれる文字列を結合します。

Excel 2016以前のバージョンではCONCATENATE関数を使います。

エクセル(Excel)のCONCAT関数の構文は、

=CONCAT(テキスト1,テキスト2,・・・・・)

です。

引数の「テキスト1」や「テキスト2」などでデータが入力されているセルを参照することができます。

足し算する文字列を直接入力せずセルを参照しておけば、データを修正したとき引数を修正する必要はありません。

セルA1とセルA3、セルA5に入力されている文字列を結合したいときは、

=CONCAT(A1,A3,A5)

と入力します。

セルA1、セルA2、セルA3、セルA4、セルA5に入力されている文字列を結合したいときは、

=CONCAT(A1,A2,A3,A4,A5)

と入力します。

セルA1、セルA2、セルA3、セルA4、セルA5のように連続したセルに入力されている文字列を結合したいときは、

=CONCAT(A1:A5)

と使うこともできます。

引数に指定したセルに空白のセルがあるときは、空白を詰めて結合します。

セルに数値が入力されているときは、数値を文字として結合します。

エクセル(Excel)のCONCAT関数の使い方は、次のとおりです。

  • 結果を表示するセルをクリックする
  • 結果を表示するセルまたは「数式バー」に「=C」と入力する
  • 関数の一覧が表示される
  • 表示された関数の一覧から「CONCAT」を選択する
  • 結合したい文字列を選択する
  • 「Enter」キーを押す

足し算したい文字列が入力されているセルが連続しているときは、セルをドラッグしてください。

足し算したい文字列が入力されているセルが飛び飛びになっているときは、2つ目以降のセルを選択するときは、「Ctr」を押しながらクリックやドラッグをしてください。

一覧表の各データの文字列を足し算するときは、オートフィル機能を使ってCONCAT関数を他のセルにコピーをすれば一瞬で完了します。、

【方法3】TEXTJOIN関数を使う

エクセル(Excel)で「TEXTJOIN」を使って文字を足し算する方法を紹介します。

エクセル(Excel)のTEXTJOIN関数は、区切り文字を使って引数で指定したセル範囲に含まれる文字列を足し算します。

エクセル(Excel)のTEXTJOIN関数の構文は、

=TEXTJOIN(区切り文字,空のセルは無視,テキスト1,テキスト2,・・・・・)

です。

セルA1とセルA3、セルA5に入力されている文字列を「,」を使って結合したいときは、

=TEXTJOIN(",",,A1,A3,A5)

と入力します。

セルA1、セルA2、セルA3、セルA4、セルA5に入力されている文字列を「,」を使って結合したいときは、

=TEXTJOIN(",",,A1,A2,A3,A4,A5)

と入力します。

セルA1、セルA2、セルA3、セルA4、セルA5に入力されている文字列を「,」を使って結合したいときは、

=TEXTJOIN(",",,A1:A5)

と使うこともできます。

2つ目の引数「空のセルは無視」を省略すると、空白のセルがあるときは、空白を詰めて結合します。

「false」と入力すると、区切り文字が続きます。

引数の「区切り文字」は「,」だけではなく「ー」や「空白」などを指定できます。

セルに数値が入力されているときは、数値を文字として結合します。

エクセル(Excel)のTEXTJOIN関数を挿入する手順は、次のとおりです。

  • 答えを表示するセルをクリックする
  • 結果を表示するセルまたは「数式バー」に「=T」と入力する
  • 関数の一覧が表示される
  • 表示された関数の一覧から「TEXTJOIN」を選択する
  • 引数を指定する
  • 「Enter」キーを押す

文字列の単位を数値につける方法

エクセル(Excel)で文字列の単位がついた数値は、足し算することはできません。

セルA1に入力されている「100円」とセルB1に入力されている「200円」を足し算するためにセルC1に「=A1+B1」と入力すると「#VALUE!」を表示されます。

セルA1に入力されている「100円」とセルB1に入力されている「200円」が文字列です。

足し算の結果はエラーになります。

セルA1に入力されている「100円」とセルB1に入力されている「200円」を足し算する方法は、エクセル(Excel)の機能の1つの「セルの書式設定」を使います。

「セルの書式設定」とは、入力されている値の表示(見た目)を変更することです。

「セルの書式設定」を使って数値に単位をつける手順は、次のとおりです。

  • 数値が入力されているセルを選択する
  • 「ホーム」タブをクリックする
  • 「数値」グループの右下の「↘」をクリックする
  • 「セルの書式設定」ダイアログボックスの「分類」のユーザー定義を選択する
  • 「種類」の「0」を選択する
  • 「種類」の下のボックスに表示された「0」をクリックする
  • 「0」の後ろに「"円"」を入力する
  • 「OK」をクリックする

「セルの書式設定」機能を使って単位をつけた値は、計算することができます。

集計表や一覧表の単位がついた数値を合計したりするときに使ってください。

文字を3つの方法で連結する

今回は、文字を足し算する方法について解説しました。

参考にしてください。

こちらの記事もお読みください

Follow me!