エクセルの行や列を固定する方法｜先頭の見出しを常に表示する手順

仕事でエクセルを使っていて、
「スクロールすると見出しが消えて、どこのデータか分からない…」
そんなお悩み、ありませんか？

たとえば、上にあるタイトルや左の項目名が見えなくなると、
入力や確認の作業がとてもやりにくくなってしまいますよね。

でもご安心ください。
エクセルには「行や列を固定する機能」があるんです。

この機能を使えば、
見出しや項目名を画面の一番上や左に表示したまま、
スクロールしても見失うことがありません。

この記事では、初心者の方にもわかりやすいように、
行や列を固定する方法をやさしく解説していきます。

先頭行・先頭列の固定から、複数の固定、解除方法まで、
すぐに使える便利なテクニックを一緒に学んでいきましょう。

エクセルの行や列を固定する方法を解説！

エクセルでデータをたくさん入力していると、
スクロールするたびに見出しが見えなくなって困ること、ありませんか？

そんなときに便利なのが「行や列の固定」機能です。
先頭の見出しや項目名を、画面に固定して表示することができます。

固定の操作は「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」を使います。
一度覚えてしまえば、とても簡単で作業効率がグッと上がりますよ。

今回は、よく使う固定方法を以下のとおり解説します。

先頭行の固定

先頭列の固定

複数の行と列を同時に固定

固定を解除する方法

それぞれのやり方を順番に説明していきますね。
Excelの画面での位置や操作の手順もあわせて紹介します。

先頭行だけを固定して見出しを表示する方法

まずは、表の一番上にある見出しを固定する方法です。
スクロールしても常に見出しが表示されるので、
「今見ているデータが何の項目か分からない…」を解決できます。

やり方はとても簡単です。

エクセルの上部メニュー「表示」タブをクリックします

「ウィンドウ枠の固定」をクリックします

「先頭行の固定」を選択します

これで、1行目が画面に固定されます。
下にスクロールしても、見出し行が常に表示されて安心です。

解除したいときは、同じ「ウィンドウ枠の固定」から
「ウィンドウ枠の解除」をクリックするだけでOKです。

特にタイトル行を見ながらデータを確認したいときにおすすめの機能です。

先頭列だけを固定して項目を確認する方法

つぎは、先頭列の固定方法を説明します。
表の左端にある項目名（たとえば名前や商品名）を固定すると、
横にスクロールしても常に項目が見える状態になります。

こちらの方法もとても簡単です。

「表示」タブをクリック

「ウィンドウ枠の固定」を選択

「先頭列の固定」をクリック

たったこれだけで、1列目が画面に固定されます。
たくさんのデータを左右に見ていくときも、
左端の項目を見失わないので安心ですね。

この機能も、解除したいときは「ウィンドウ枠の解除」をクリックします。
Microsoft Excelではバージョンによって多少表示が異なることもありますが、
基本の手順はほとんど変わりませんのでご安心ください。

複数の行と列を同時に固定する操作手順を解説

見出しが上下左右にある場合は、
行と列の両方を同時に固定したいですよね。
その場合は、固定したい行と列の「交差するセル」を選びます。

たとえば、上から2行目・左から2列目までを固定したい場合は、
「C3」セルを選んで操作します。

手順は以下のとおりです。

固定したい部分の右下のセルをクリック（任意の位置でOK）

「表示」タブをクリック

「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」を選択

これで、選んだセルの上の行・左の列が固定されます。
複数の見出しを同時に表示したいときに便利な方法です。

うまくいかない場合は、セルの選択位置を見直してみてくださいね。

固定を解除する方法｜画面の表示を元に戻すには？

行や列の固定を解除したいときも、操作は簡単です。

「表示」タブにある「ウィンドウ枠の固定」をクリックし、
表示されたメニューから「ウィンドウ枠の解除」を選ぶだけです。

一瞬で画面の表示が元に戻りますよ。

なお、固定したままだと印刷範囲が思い通りにいかないこともあります。
印刷前に解除しておくと、データがきれいに出力されるので安心です。

もし操作中に「うまく解除できない」と感じたら、
一度シート全体を確認して、
どこを固定していたかをチェックしてみてくださいね。

まとめ｜エクセルで行や列を固定して作業効率アップ

エクセルの行や列を固定する方法を覚えると、
たくさんのデータを扱う作業でも、項目や見出しを見失いません。

先頭行を固定して、タイトル行を常に表示

先頭列を固定して、項目名を確認しながらスクロール

複数の行・列を同時に固定して、より見やすく

どれも「表示」タブの中から操作できる簡単な手順です。
解除も同じメニューからクリックするだけなので安心ですね。

少しの工夫で、Excelの画面がぐんと見やすくなります。
ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。