SUMIFとSUMIFSの違いを2つ解説します|条件の数と引数の順番

エクセル

今回の記事では、エクセル(Excel)のSUMIF関数とSUMIFS関数の違いについて解説しています。

SUMIFとSUMIFSの違いを2つ解説します

エクセル(Excel)のSUMIFもSUMIFSも、引数で指定した条件に一致したセルの値を合計する関数です。

エクセル(Excel)のSUMIFとSUMIFSの違いは、次の二つです。

  • 引数に指定できる条件の数
  • 引数の指定の順番

違い1|引数に指定できる条件の数

エクセル(Excel)のSUMIF関数とSUMIFS関数の違いの1つ目は、引数で指定できる条件の数です。

SUMIF関数の引数で指定できる条件は、1つです。

SUMIFS関数の引数では、複数の条件を指定することができます。

例えば、SUMIF関数を使えば、A列に支店名、B列に月、C列に売上金額が入力されている一覧表の支店別の売上金額の合計や月別の売上金額の合計を計算することができます。

A支店の売上金額の合計を計算するときは、「=SUMIF(A2:A100,"A支店",C2:C100)」と入力します。

1月の売上金額の合計を計算するときは、「=SUMIF(B2:B100,"1月",C2:C100)」と入力します。

SUMIFS関数を使えば、支店別、月別の売上金額の合計を計算することができます。

支店別、月別の売上金額を計算するときは、「=SUMIFS(C2:C100,A2:A100,"A支店",B2:B100,"1月",)」と入力します。

検索条件は、最大127個を指定することができます。

違い2|引数に指定する順番

エクセル(Excel)のSUMIF関数とSUMIFS関数の違いの2つ目は、指定する引数の順番です。

SUMIF関数の書式は、「=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)」です。

一つ目の引数は、検索条件が入力されているセルの範囲です。

二つ目の引数は、検索条件です。

三つ目の引数は、合計する数値が入力されているセルの範囲です。

SUMIFS関数の書式は、「=SUMIF(合計対象範囲,条件範囲,条件,・・・・・・)」です。

SUMIF関数と引数の順番が違っています。

一つ目の引数は、合計する数値が入力されているセルの範囲です。

二つ目の引数は、検索条件が入力されているセルの範囲です。

三つ目の引数は、検索条件です。

四つ目以降の引数には、条件範囲2、条件2、条件範囲3、条件3と続きます。

SUMIF関数やSUMIFS関数の引数の順番を待ちがえると、正しい結果が表示されません。

注意してください。

SUMIFとSUMIFSのどちらを使えばいいか

SUMIFとSUMIFSのどちらを使えばいいか迷ったときは、SUMIFSを使ってください。

SUMIFとSUMIFSの違いは、条件の数です。

SUMIFの条件は1つです。

SUMIFSの条件は複数です。

しかし、SUMIFSの引数に設定した条件が1つでも計算することができます。

だから、SUMIFとSUMIFSのどちらを使うか迷ったときは、SUMIFSを使ってください。

違いを理解して活用する

今回は、エクセル(Excel)のSUMIF関数とSUMIFS関数の違いについて解説しました。

参考にしてください。

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