エクセルで簡単!ROW関数を使った連番の作り方【初心者でも迷わない手順解説】
Excelで連番を作るとき、オートフィルやコピーだけで済ませていませんか?
途中でズレてしまったり、行を追加したときに修正が必要になったりして、思ったように作業が進まないことがあります。
そんなときに便利なのが ROW関数 を使った連番作りです。
ROW関数を使えば、行を増やしても自動で連番が更新され、作業効率もアップします。
この記事では、初心者でも迷わず作業できるよう、手順・コツ・注意点・応用例まで順を追って丁寧に解説します。
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ROW関数で連番を作る基本手順
ROW関数は「そのセルがある行番号を返す」関数です。
基本的な使い方を覚えれば、簡単に連番を振ることができます。
基本の式
セルに以下の式を入力するだけで、そのセルの行番号が表示されます。
=ROW()
例えば3行目のセルに入力すると「3」と表示されます。
連番を1から始める場合
ROW関数は行番号をそのまま返すため、1以外の行から始める場合は調整が必要です。
1から始めたい場合は、次のように入力します。
=ROW() - n
ここで、nは「最初のセルの行番号 - 1」です。
例:5行目から1を始める場合 → =ROW()-4
手順
- 連番を振りたい最初のセルを選択します。
=ROW()または=ROW()-nを入力します。- エンターキーを押すと数字が表示されます。
- 必要な行までオートフィルでコピーします(セル右下の小さな□をドラッグ)。
コツ・注意点
- オートフィルでコピーすれば、自動で行番号が増えます。
- 行の挿入や削除をしても連番が自動で更新されます。
- 途中に文字列や空白があっても、連番は崩れません。
ROW関数を使った応用例
ROW関数は単純な連番だけでなく、条件付きや複数列での管理にも使えます。
条件付きで連番を振る
例えば「空白でないセルだけに連番を振りたい」場合は、IF関数と組み合わせます。
=IF(A2<>"",ROW()-1,"")
A列にデータがある場合のみ番号が表示されます。
複数列で連番を管理する
複数列に連番を振りたいときもROW関数を使うと便利です。
表全体の管理がしやすくなり、行や列の追加にも柔軟に対応できます。
注意点
- 行を追加しても、式をコピーしていないと連番は増えません。
- 文字列や他の関数で上書きすると連番が消えるので注意してください。
ROW関数以外の連番作成との違い
コピーやオートフィルだけで連番を作る場合、行を追加すると手動で修正する必要があります。
ROW関数を使えば、自動で行番号が取得できるため、作業効率がアップします。
さらに、SUM関数やIF関数と組み合わせると、データ管理や表作成がさらに便利になります。
