エクセルの足し算で小数点以下を切り捨て|合計の端数をキレイに処理する一番やさしい方法

「エクセルで合計したら、小数点が出てしまって困る…。」
「整数で出したいだけなのに、どうしたらいいの…?」
そんな不安をよく聞きます。
大丈夫です。
今日は、むずかしい設定なしで、小数点以下をサッと切り捨てる一番やさしい方法をお伝えします。

エクセルの足し算で小数点以下切り捨てをやさしく解説|合計を整数で表示したい時は「INT × SUM」で解決できます

エクセルでは、合計を出すと小数点が出ることがあります。
消費税が入った計算や、金額の計算でよく起きる問題です。
そのままでは単位や金額の見た目がキレイにならず困ります。
そんな時は「SUM」と「INT」を組み合わせます。
この方法は基本的で、とても便利です。
難しい構文や引数の知識は必要ありません。

使う順番は次のとおりです。

  1. SUMで合計する
  2. INTで小数点以下を切り捨てる

この2つを組み合わせれば、小数点の端数処理ができます。
整数できれいに表示できるため、数字が読みやすくなります。
表示形式だけでは切り捨てはできないので注意してください。
INTは切り下げの関数です。
ROUNDやROUNDUPなどの四捨五入や切り上げとは違います。
端数の処理方法が異なるので、問題が起きないように気をつけましょう。

Excel の機能の中でも、INT は操作がやさしい部類です。
パソコンが苦手でも安心して使えます。
指定したセルを参照するだけで処理できます。
A1 でも C3 でも G3 でも同じです。
数式を入力して Enter キーを押せば、すぐに計算結果が出ます。

【初心者向け】SUMで合計 → INTで小数点以下を切り捨てる手順をゆっくり解説します

ここからは、実際の手順をゆっくり説明します。
Excel の操作が苦手でも安心してください。
短い手順でできる方法だけを紹介します。

【手順】

  1. 合計したいセルを選択します。
  2. SUM 関数を入力します。
    例:=SUM(A1:A5)
  3. Enter を押します。
  4. 合計に小数が出ているか確認します。
  5. 切り捨てたいセルをクリックします。
  6. 次のように INT を入力します。
    例:=INT(SUM(A1:A5))
  7. Enter を押します。

これだけで小数点以下がすべて切り捨てになります。
小数の第一位でも第二位でも関係なく切り捨てできます。
桁数を指定する必要はありません。
ROUND のように引数の設定も不要です。
操作に迷う部分もありません。

もし小数点が気になる金額データがあれば、この方法が便利です。
端数処理がしっかりできるので、価格の計算にもよく使われます。
消費税の計算後に端数が出る場合にも役立ちます。

ちなみに、書式設定の「表示形式」では小数点の見た目だけが消えます。
計算結果そのものは変わりません。
ここはよくある勘違いなので注意が必要です。

今日から迷わない「端数処理」。合計をきれいに整数にしたい時は INT 関数で大丈夫です

端数処理は、Excel の中でもつまずきやすい部分です。
特に、「見た目は整数なのに計算がおかしい」という問題がよく起きます。
でも、INT 関数を使えば悩む時間がなくなります。

INT のポイントは次のとおりです。

  • 小数点をすべて切り捨てる
  • 指定不要で簡単
  • 数式が短く入力しやすい
  • むずかしい設定なし
  • 金額・消費税・集計データに向いている

ROUND や ROUNDUP と違い、切り上げや四捨五入にはなりません。
切り捨てだけの機能なので、迷いません。
基本の端数処理として覚えておくと便利です。

Excel は難しく見えますが、使い方のコツを知ると一気に楽になります。
今日はその中でも特に使いやすい方法を紹介しました。
合計の小数点に困ったら、まずは INT を使ってみてください。
これだけで計算がすっきりし、数字の区切りも読みやすくなります。
仕事のストレスがひとつ減りますよ。

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きっと作業がもっとスムーズになりますよ。

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