エクセルで足し算すると「VALUEエラー」が出る原因と、失敗しない直し方をやさしく解説します
足し算しているだけなのに、なぜか「#VALUE!」と出てしまう。
理由がわからないまま時間だけが過ぎて、焦ってしまったことはありませんか。
エクセルが苦手だと、このエラーがとても怖く感じますよね。
この記事では、むずかしい言葉を使わず、ゆっくりていねいに「なぜエラーになるのか」「どう直せばいいのか」を順番に説明します。
そのまま一緒に操作すれば、必ず直せる内容になっています。
安心して読み進めてくださいね。
クリックできる目次
エクセルで足し算すると「VALUEエラー」が出るのは、セルの中が“数字ではなく文字”として認識されているためです
VALUEエラーの原因は、とてもシンプルです。
エクセルが「数字」と「文字」を見分けられていないだけです。
たとえば、次のようなケースで発生します。
- 数字の前後にスペースが入っている
- 全角の数字になっている
- 数字のように見えるけれど、実はテキストとして入力されている
- 計算式の中に文字が混ざっている
- 空白セルを計算に使ってしまっている
どれも、少し直すだけで解決できます。
ここからは、初心者でも迷わないように、直し方を一つずつ説明します。
エクセルで「VALUEエラー」を直すための、いちばん失敗しない手順
① セルが「数字」かどうか見分ける方法
まず確認します。
- 数字が左寄せ → 文字の可能性大
- 数字が右寄せ → 数値として認識されている
右寄せかどうかを見るだけで判断できます。
② 文字になっている数字を“本当の数字”に直す方法
方法A:数値に変換する(最も簡単)
- 直したいセルを選択。
- セルの横に出ている「!」マークをクリック。
- 「数値に変換」をクリック。
これで多くのケースが解決します。
方法B:余計なスペースを削除する
数字の前後にスペースが入っている場合があります。
見えにくいので、初心者でもよくハマるポイントです。
- 該当セルを選択。
- 数字をクリックして、前後にスペースがないか確認。
- あれば削除。
- Enterキーを押す。
方法C:全角の数字を半角に直す
全角の数字は、エクセルでは「文字」として扱われます。
- 全角数字のセルを選択。
- 入力し直す(キーボードの半角モードで入力)。
- Enterキーを押す。
方法D:SUM関数を使って足し算する
足し算の式に文字が混ざっていると、VALUEエラーが出ます。
SUM関数を使うと、文字を自動で無視して計算してくれることがあります。
=SUM(A1:A5)
範囲をまとめて計算できるので、初心者でも失敗しにくい方法です。
③ 空白セルが混ざっている場合の直し方
空白もエラーの原因になることがあります。
- 空白を削除する
- 不要なセルを選択しないようにする
- 計算範囲を見直す
④ どうしても直らないときの最終手段(確実)
- 新しいセルに数字を打ち直す。
- 元のセルと入れ替える。
入力し直すことで、不要な文字や変な形式がなくなります。
VALUEエラーは「数字が文字になっているだけ」。落ち着けば必ず直せます
VALUEエラーは、エクセルのトラブルの中でも原因がはっきりしています。
ほとんどは「数字が文字として入力されている」というだけです。
この記事の手順をそのまま試せば、必ず直せます。
慣れてくると、エラーが出ても落ち着いて対処できるようになりますよ。
「また出ちゃった…」と不安になる必要はありません。
少しずつで大丈夫です。
一緒にゆっくり覚えていきましょうね。
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きっと作業がもっとスムーズになりますよ。
