エクセルで31日がない月の31日を自動で非表示にする方法
エクセルでカレンダーを作ると、2月など「存在しない日付」をどう処理するか悩みますよね。
今回は、31日がない月だけ自動で空白にするやさしい方法を紹介します。
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エクセルで31日がない月を自動で非表示にする方法をわかりやすく解説します
エクセルでスケジュールやカレンダーを作成するとき、「31日までない月」の処理が難しいと感じるユーザーさんは多いです。
とくに2月や4月など、存在しない日付が表示されると混乱しますよね。
この方法では、エクセルの関数(DATE・DAY・MONTH)を使って「本当に存在する日付かどうか」を自動的に判定します。
存在する日にちだけが表示され、存在しない日は空白になります。
書式や曜日の設定とも相性がよく、あとから表示形式を変えても問題ありません。
初心者さんでも安心して使える手順なので、ぜひ試してみてください。
方法の具体的な手順|A1・A2の設定からA3の数式、コピーまでやさしく紹介します
ここからは、短い文章と箇条書きで操作方法をまとめます。
エクセルが苦手な方でも迷わず進められます。
A1・A2 に年と月を入力します
- A1:年(例:2024)を入力
- A2:月(例:2)を入力
- この2つを数式が参照します
- 月を変更すると、翌月以降も自動的に変わります
A3 に“存在する日だけ表示する数式”を入力します
A3 に次の数式を入れてください。
=IF(DAY(DATE($A$1,$A$2,ROW(A1)))=ROW(A1),ROW(A1),"")
数式のポイントを短くまとめます。
- DATE関数:年・月・日にちを作成
- DAY関数:本当に存在する日にちか判定
- ROW:行番号をそのまま「日にち」として利用
- 存在する日にちは数字を表示
- 存在しない日は空白
- 2月・4月・6月などの月末も自動判定
- 設定すれば曜日(WEEKDAY)や祝日の取得にも応用できます
A3 の数式を下にコピーします
- A3 を選択してフィル(オートフィル)で下方向にコピー
- A33 くらいまでコピーすると安心
- 自動で 1〜31 日を判定
- 存在しない日付は空白になります
- 余計な31日の表示がなくなりスッキリします
表示形式や書式を整えます
- セル範囲を選択
- ホームタブ → 表示形式 をクリック
- 数値/aaa(曜日)など種類を選択
- フォントや色の変更もOK
- 印刷にも適した表示になります
TEXT関数で「2024/2/1(木)」のような表示を作ることもできます。
A1・A2 を変更すれば、翌月のカレンダーも自動更新
- A1 の年を変更
- A2 の月を変更
- この2つだけで、翌月のカレンダーが自動的に作成されます
- 毎月の処理が一気に楽になります
まとめ|今日から使える存在しない日付を自動で非表示にする設定
今回の方法を使うと、存在しない日付を毎月手作業で消す必要はありません。
Excel が自動で判定して空白にしてくれるので、月末処理がとても便利になります。
今日のまとめ
- A1 に年、A2 に月を入力
- A3 に DAY・DATE を使った数式を設定
- 下までコピーすれば完成
- 存在しない日は自動で非表示
- 書式や曜日の追加も自由にできます
エクセルが苦手な方でも、安心して使える設定です。
毎月のスケジュール作成がぐっと楽になりますよ。
