エクセルで文字列を比較したい人へ|2つの方法でセルの違いをチェック!
エクセルで2つの文字列が同じかどうかを調べたいこと、ありませんか?
メールアドレスや名前の入力ミスを見つけるときなどに、便利な方法があります。
今回は、Excelでセル同士の文字列を比較する2つの方法をご紹介します。
初心者の方にもわかりやすく、やさしく解説しますので、安心して読み進めてくださいね。
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文字列を比較する2つの方法|目的に合わせて選びましょう
Excelでは、2つのセルの文字列が一致しているかどうかを関数や数式で簡単に判定できます。
入力ミスやデータの違いをチェックしたいときに、とても便利な機能です。
今回は、次の2つの方法を紹介します:
- 方法①:EXACT関数を使って比較する
- 方法②:イコール演算子(=)を使って比較する
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
【方法①:EXACT関数】
- 文字列が完全に一致しているかを判定します
- TRUEまたはFALSEで結果を返します
- 大文字と小文字を区別するため、正確な比較に向いています
- 数値や空白も正確に判断できます
【方法②:=A1=B1 の数式】
- 2つのセルのデータが一致しているかを比較します
- TRUEかFALSEで結果を確認できます
- 小文字と大文字の違いは無視されるので、大まかな比較に向いています
- シンプルで使いやすく、初心者にも扱いやすい方法です
このように、比較の方法は目的や対象データによって使い分けるのがポイントです。
どちらもMicrosoft Excelに標準で備わっている機能なので、特別な設定は必要ありません。
次の見出しから、それぞれの使い方や数式の手順を画像付きでやさしく解説していきます。
方法①:EXACT関数で正確に比較(大文字小文字も判定)
1つ目は、EXACT関数を使った方法です。
この関数は、文字列が完全に一致しているかどうかを比較して判定します。
大文字と小文字の区別もあるので、より正確にチェックしたいときに使えます。
基本の数式は次のとおりです:
=EXACT(A1,B2)
この数式の意味は「セルA1とB2の文字が一致していればTRUE、一致していなければFALSEを返す」ということです。
ポイントは以下のとおりです:
- A1とB2にある文字列を比較します
- 大文字と小文字が違うと、FALSEになります
- 数値や空白も含め、すべてを正確に判定します
EXACT関数はMicrosoft Excelの標準機能なので、Apple版でも同様に使えます。
文字列だけでなく、数値や記号が含まれていても正しく比較できます。
入力ミスの抽出や、重要なファイルのチェックにも活用できる、便利な関数です。
方法②:=A1=B1 の数式でシンプルに一致チェック
2つ目は、イコール演算子(=)を使った比較方法です。
これはもっともシンプルで、数式もかんたんです。
次のように入力します:
=A1=B1
この数式は、A1とB1のセルに同じ文字列や数値が入力されているかを判定します。
一致していればTRUE、一致していなければFALSEと表示されます。
EXACT関数との違いは、以下のとおりです:
- 大文字と小文字の違いは無視されます(区別しない)
- スペースや空白も見逃しがちなので注意が必要です
- 数値の比較にも使えるので、汎用性は高いです
たとえば、「Apple」と「apple」はTRUEになります。
この方法は大まかに一致しているかを見たいときに向いています。
大量のデータを比較したい場合でも、コピーして複数の範囲に簡単に適用できます。
関数に慣れていない方でも使いやすい便利な方法です。
まとめ|複数セルも一括チェックで時短に!便利に活用しよう
エクセルでは、セルに入力された文字列を比較する方法がいくつかあります。
今回ご紹介したのは、次の2つです:
- EXACT関数:正確な比較が可能(大文字・小文字も区別)
- =A1=B1 の数式:シンプルに使える方法(小文字・大文字を区別しない)
どちらもTRUEやFALSEを使って、違いをわかりやすく判定してくれます。
一度入力した数式は、他のセルにもコピーできるので、複数の行にも活用できます。
名簿のチェックや、入力ミスの防止など、仕事の効率化にもつながります。
目的や対象によって、適切な方法を選ぶのがコツです。
今回の手順を参考に、Excelでの文字列比較をもっと便利に使いこなしてくださいね。