エクセルの足し算で0を表示しない|書式設定など4つの方法を解説
今回の記事では、エクセル(Excel)の足し算で0を表示しない方法について解説しています。
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エクセルの足し算で0を表示しない4つの方法
エクセル(Excel)の足し算で0を表示しない方法を4つ紹介します。
- ユーザー定義を使う
- IF関数を使う
- 条件付き書式設定を使う
- オプション機能を使う
【方法1】ユーザー定義を使う
エクセル(Excel)の機能の「セルの書式設定」の「ユーザー定義」を使って足し算の結果の「0」を表示しないようにすることができます。
「ユーザー定義」とは、セルに入力されている数字などの見え方をユーザーが定義することができるエクセル(Excel)の機能です。
「ユーザー定義」を使って「0」を表示しない手順は、次のとおりです。
- 足し算の数式が入力されているセルを選択する
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「数値」グループ右下の「↘」(ダイアログボックス起動ツール)をクリックする
- 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示される
- 「表示形式」をクリックする
- 「分類」の「ユーザー定義」をクリックする
- 「種類」の下のボックスに「#」を入力する
- 「OK」ボタンをクリックする
【方法2】IF関数を使う
エクセル(Excel)の「IF関数」を使って、足し算の結果の「0」を表示しないようにすることができます。
「IF」は、引数に指定した結果に応じて、指定した値を表示する関数です。
「IF関数」の書式は、「=IF(倫理式,値が真の場合,値が偽の場合)」です。
「IF関数」を使って「0」を表示しない手順は、次のとおりです。
- 足し算の結果を表示するセルをクリックする
- 「=IF(足し算の式=0,"",足し算の式)」を入力する
- 「Enter」キーを押す
IF(足し算の式=0,"",足し算の式)について解説します。
1つ目の引数「足し算の式=0」は、「足し算の結果が0のときは」という論理式になります。
2つ目の引数「""」は、論理式の値が真の場合(足し算の結果が0のとき)「空白」にするという意味です。
「""」は、文字列を表示するときに使う記号です。
「””」の間に文字列が入力されていないときは、セルは空白になります。
3つ目の引数「足し算の式」は、論理式の値が偽の場合(足し算の結果が0以外のとき)「足し算の結果」を表示する意味です。
【方法3】条件付き書式設定を使う
エクセル(Excel)の機能の「条件付き書式設定」を使って足し算の結果の「0」を表示しないようにすることができます。
「条件付き書式設定」とは、セルに入力した数値や数式の結果に応じてセルの書式を設定する機能です。
例えば、「足し算の結果が0のとき、文字の色を白にする」という設定ができます。
「条件付き書式設定」を使って「0」を表示しない手順は、次のとおりです。
- 足し算の数式が入力されているセルを選択する
- 「ホーム」タブをクリックする
- 「スタイル」グループの「条件付き書式」をクリックする
- 「セルの強調表示ルール」にマウスのポインタを移動させる
- 「指定の値に等しい」をクリックする
- 「指定の値に等しい」ダイアログボックスが表示される
- ボックスに「0」を入力する
- 「書式」の「V」をクリックする
- 「ユーザー設定の書式」をクリックする
- 「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示される
- 「フォント」タブをクリックする
- 「色」の「V」をクリックする
- 表示された色から「白」を選択する
【方法4】オプション機能を使う
エクセル(Excel)のオプション設定の「ゼロ値のセルにゼロを表示する」のチェックを外すと「0」を表示しないようにできます。
オプション設定で「0」を表示しない手順は、次のとおりです。
- 「ファイル」タブをクリックする
- 「オプション」ボタンをクリックする
- 「エクセルのオプション」ダイアログボックスが表示される
- 「詳細設定」をクリックする
- 「次のシートで作業するときの表示設定」の「ゼロ値のセルにゼロを表示する」のチェックを外す
チェックを外すと、ブックやシートのすべての「0」を表示しません。
注意してください。
初心者にはセルの書式設定がおススメ
今回の記事では、エクセル(Excel)の足し算で0を表示しない方法について解説しました。
参考にしてください。